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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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ギャンブラー、あなたに賭けます。

#27

#27 考察

「もし、そうだとして、そしたら相手は誰…?」
シャーレは思考していた。
彼女の脳内には一つの可能性があって、それは
『私を偽った誰かが、メールを送っている』
というものだった。そうしたら、スマホがなくなった理由も説明がついてしまうからだ。
可能性が事実であったらと思うと、シャーレの震えは止まらなかった。
メールの内容から見て、相手はアレヴァーナを呼び出したいのだろう。
これも一つの可能性だが、親友の命が落とされる事すら、あるかもしれなかったからだ。
「アレヴァーを呼び出したい人って誰…?アベンチュリンさん?いや、彼は違う」
アレヴァーナを誘い出すために、彼の名前が出されている点を見れば、彼が犯人ではないことはすぐに分かる。
「じゃあ他…アレヴァーの親は違う、私のなんて知らない。一般人がこんな事する?てかスマホ落としてはないし…」

[水平線]
数分後。彼女は「こんな事をする人」の条件を紙に書いていた。内容は
『条件
・執務室(鍵がかかっていた)の引き出し(鍵あり)にあるスマホを盗める能力がある人
・アレヴァーナに関わりたいと思っている、そう思う明確な理由がある人』
少なからず、この二つの条件に当てはまる人、そいつが犯人だと、シャーレは思っていた。
「うーん…………。
あっ、えっ…。もしかして!」
突如、彼女の脳裏に一人の人物が出てきた。それは、青天の[漢字]霹靂[/漢字][ふりがな]へきれき[/ふりがな]だった。
赤い和服を着ていて、仮面があって、黒髪のツインテールで。
そいつの名前は__。
「花火…!!」

[水平線]
「さーて、アレヴァーナちゃんのお昼ごはんを用意しないと!お腹が空いちゃうからねー。あ、お風呂にも入れさせてあげないと!汚くなっちゃう!はぁー!」
__花火さんの声が聞こえる。
数時間前の歌を皮切りに、ずっと彼女の声が聞こえる。
私はついに、もう抵抗することをほぼ諦めた。諦めたといっても、諦め半分、反発半分の、言い表せないふわふわした気持ちがあった。
「……逃げ出せる、かな」

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作者メッセージ

登場人物
花火
シャーレ
アレヴァーナ

2024/05/23 22:21

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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