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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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ギャンブラー、あなたに賭けます。

#24

#24 花火

__ここは、一体どこなんだろう。
私はあの後から、全くの記憶がない。そして何より、ここがどこか分からない。
「どこなの……」
目を覚ましたまでは良かった。
だがしかし、今私がいるのは暗闇で、私は座らされている。手元が縄で縛られており、何もできない状態だ。
「くっ…ほどけて…」
私がもぞもぞと動いていると、目の前にあった鉄の質素なドアが開いた。開いてしまった。
ドアの向こうにある光が差し込まれ、目を細める。その間も私は逃げ出そうと、モゾモゾうごめいていた。
「あれ?逃げ出そうとしてるのー?」
ドアから出てきたその人は、この前にシャーレと見た少女だった。
「え…?」
「あははっ、逃げるのは無理だよ?諦めてねー!」
絶望しきった表情をしてるであろう私を見ながら、彼女はそう答えた。
「…誰なの…まず」
「[漢字]花火[/漢字][ふりがな]はなび[/ふりがな]っていうのー。よろしくね、アレヴァーナちゃん!」
彼女__花火はそう言って微笑み、またどこかに行ってしまった。ドアは大きい音を出し閉められてしまい、私はまた暗闇の中に入る。
「そんな……誰か…」

[水平線]
「あれ、スマホどこ?」
__アレヴァーナが幽閉されている時、シャーレはなくなった自身のスマホを探していた。
シャーレのスマホは、すでに花火によって盗まれていた。アレヴァーナへのメールは、花火の「演技」だったのである。
「えー、この机の中に…!」
元々、シャーレのスマホは、執務室の引き出しの中に入っていた。
シャーレ自身もそれはしっかり記憶していたので、机の中にあるものを全部引っ張り出して確認をしていた。だが、スマホはどこを見てもないのだ。
「うーん…パソコン使うかぁ」
シャーレは友人の緊急事態が分からないまま、パソコンを開いてゲームを始めた。

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作者メッセージ

登場人物
花火
シャーレ
アレヴァーナ

2024/05/21 23:28

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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