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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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ギャンブラー、あなたに賭けます。

#17

#17 無視

「う、うーん…なんだこれは…」
戸惑いながら、一旦その仮面を取ろうとした。
だが、持ち上げるのは危険だと自分の本能が言うので、手を放してしまった。
「えぇ…ど、どうする」
このまま放置するわけにもいかない気がするが、でもだからといってどうすればいいのかも分からない。知らない。誰かに聞いたとして、多分誰も答えてくれない。
「う、気味悪いケド…ごめん…」
私はずっと荷物を持っていて、この時にはすでに身体の限界を迎えていた。仮面を持つ暇も力もない。
もし戻ってきたときに仮面があったら、その時に拾うことにしようか。そう思いながら、私はその場をあとにした__

[水平線]
「はぁ…つっかれたー…」
息をしながら独り言をして、荷物をとりあえずソファに置く。ここでソファに座ったら、もうシャーレの居る所に戻れなさそうなので、それの自制も兼ねて、置く所はソファだ。
「はぁ…もう出発だ…なんか忙しいな」
小ぶりなバッグを持って、私は再度外出をする。行ったり来たりするので、数時間勉強するよりも体力を使った。
だが、悪い気はしなかった。

[水平線]
「おまたせー」
シャーレは、集合予定の場所で、律儀にぽつんと立っていた。いかにも待ち合わせをしています、といった感じの姿をしていて、雰囲気なども相まって探すのが簡単すぎる。
「あ、アレヴァー!こっちこっち!どっちも遅刻しないのは珍しいね」
私を小突きながら、シャーレが冗談を言う。この言葉だけだと、どちらも遅刻癖を持ってる友人二人、みたいな関係に聞こえる気がする。気のせいだろうか。
「ここ数日、まぁまぁ色々あったからね」
「"まぁまぁ"どころか"かなり"でしょ…別にいいけど。さて、もう一回観光始めようよ!」
シャーレは毎回、私の手を掴む。やんちゃに私の腕を掴んで、笑顔で振り向いてくる。その笑顔が、彼女の一番の魅力に感じた。

__そういえば、あの赤色の仮面だが、私が再度行った頃には無かった。持ち主が、拾いに来たのだろうか__?

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作者メッセージ

前話にて言った、アルハイゼンの夢小説ですが、あの数時間後に投稿いたしました。読んだ貴方はありがとうございます、読んでない貴方に関しましては、読んでもらえると嬉しいです、なんてね。
次の話ですが、観光部分は描写しません。長くなりそうな気がするから…。


登場人物
シャーレ
アレヴァーナ

2024/05/14 19:59

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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