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この小説はオリ主やオリ主と関係を持っているオリキャラが登場します。苦手な方はお気をつけください!

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ギャンブラー、あなたに賭けます。

#15

#15 高揚

そこから私は、シャーレに連れて行かれ、様々な体験をした。

[水平線]
「このライブ行ってみる!?」
「ライブの音響苦手なんだけど…シャーレが言うなら?」

[水平線]
「このお洋服とか買ってみる!?似合うと思う!」
「えぇ、ちょっと高くない…?お金はあるにはあるけど、やっぱり抑えたくて…」
「じゃあ私が払う!」
「は、はぁ…」

[水平線]
「この化粧品は!?絶対使ったら可愛くなる!」
「そ、そう?」
「そう!」
「うーん…そんなに、言われるなら…?」

[水平線]
「この香水とか!」
「もう色々買いすぎて荷物持てないよ!」
結果として、私はシャーレに押し負け、様々な物を買うことになった。
別に買うこと、荷物が多すぎること自体はいいのだが、問題は、シャーレがほとんどのお金を払っているということだ。こういう状況になったとき、私は罪悪感が出てくる。
「あ、アレヴァー。あんたいま、シャーレに払わせて悪いなーとか思ってるでしょー?」
さすがにバレていた。図星なので、顔を見られたくないという気持ちから、さっと後ろを向いた。
「やっぱり!もう、お金は最悪、手段を選ばなきゃどうとでもなるんだから!それに、私はピノコニーでも上位の大金持ち!そこらへんは、アレヴァーが一番よく知ってるところでしょ?」
そうなのだ。
シャーレは「シャルロット・オリヴァンス」というペンネームで活動している有名作家。この「シャルロット・オリヴァンス」の名前が使われているだけで、何事も箔がつき、価値が上がる。
また、同じ名前で様々な企業も運営している。今日少し遅れてしまったのは、急きょ取引先との打ち合わせが入ったらしい。
「それはそうだけど…残高の心配じゃなくて、後悔するんじゃないかって」
「はぁ?後悔?するわけないでしょ?投資して後悔するやつなんて、心狭いだけ!どうやっても、どこかには後悔が残るのはしょうがないんだから!ね?」
優しく微笑むシャーレのことを、私は信用せずにはいられなかった。信用するしかなかった。

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作者メッセージ

登場人物
シャーレ
アレヴァーナ

2024/05/08 21:54

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
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