二次創作
鳴海隊のあの子には壁がある
[太字]保科宗四郎は読めない[/太字]
ある隊長の部屋へ早足で向かう
『増えてる.....(ヤマゾンの箱)』
ドアを開けるとそこには与えてもらった隊長室なのか分からない程、汚い私物化している部屋が目に入った
ゲームしてる......あっ、死んだ。今のうちに言っとこう
『鳴海隊長、私今日新人見に行きますけど来ますか?むしろ来てください!』
そう我が隊長に聞くと
「行かない、保科の野郎が居るんだろう、絶対に行かない!」
予想通りの返事が返ってきた
『ちぇー......まっ、私は行ってきますね』
そう言うと不機嫌になる......事は計算済みで
『帰ってきたら一緒にゲームしましょーよ!マルカーでも、スミブラでも!』
そう言ったら機嫌が良くなった
「早く帰ってこい!」
『はい、急いで帰ってきますねっ!』
そして急いで隊長室を出た
パタン......
「ギャハハっ 鳴海くんめっちゃ扱いやすいやんっ!」
......目の前で転い笑げてる人を見ながら
『保科副隊長......鳴海隊長に聞こえるんですけど』
立ち上がって歩いていく保科副隊長の後を追う
「ひーっ.....おー、○○。自分らいっつもあんなんなん?」
『いつも......』
数々の鳴海隊長との記憶が思い浮かんで
『.........しょうがないです』
「ギャハハ 認めたやん!いっつもあれて!鳴海くん単純やなぁ〜」
この人、今日ツボ浅くないか?
そう思ったのも束の間で保科副隊長に抱きしめられる
あぁ、いつものか。そう思い保科副隊長に告げる
『ちゃんと付けてますよ、ほら』
自分の耳に付いている綺麗な紫色のピアスを指す。いつも保科副隊長は人のいないところで2人きりになったら必ず"コレ"をしてくる。理由は分からないけど、落ち着く為だってさ。何を考えているんだろうね、この人は
「せやな.....○○、ありがとなぁ」
そう言って保科副隊長は離す。だが手を絡めてきて、いつもと違う行動に驚いた。本当に何を考えてるんだ.....?
『........最近の保科副隊長、甘えん坊さんですね』
「○○の前だけやで?」
『.......そうですか』
なんでこういうのを平然と言えるのだろうか。首をちょっと傾げてちゃんと目を見てきて......この人の場合は自分の顔の良さを自覚してやってるんだから、余計タチが悪い。顔赤いで?どしたん?とか聞いてくるし。なんでこんな腹黒い人が防衛隊人気No. 1なんだ。ファンの人見る目ないぞ。
-----------------------------------------------------------------------------
そんなこんな話していたら、ビデオルームに着いていた。保科副隊長の手が離れていき、温もりが消えていく感覚がした。
そう、いつもこうなのだ。私と保科副隊長のなんとも言えないこの関係は、2人だけしか知らない秘密だ。保科副隊長が何で隠したいかは知らないけど、何か理由があるんだと思い、私は言わない。あと、噂が立ったらめんどくさいのも本心
そして、ここからが彼と私の物語だ
このボタンは廃止予定です