ハイキュー《また数年後、君と》【短編】
#1
ドンっ
『あっ....』
「...は?」
よし逃げよう
みなさんこんにちは。なぜ私が謝罪より逃げることを優先したか、それは目の前の男「白布賢二郎」のせいである。
私たちの関係をご説明しよう!
中学3年生恋が実る→卒業式で、パッリーン→高校は、白鳥沢ですが、元カレと会うのが非常に無理なので、避け続けて、今ぶつかって初対面☆
ま、別れたって言っても、L〇NEで「別れよ」って言って、ブロックしたんですけど
だからこそ気まずい
『....すみませんでした、お怪我はありませんでしょうか』ないと思うけど!
「....ある」
『は....』
パシッ
目の前の男に腕を掴まれて、なんか部屋に入ったんですけど
いや、怪我ねぇだろ
『...どうされましたか』
「なんでそんな他人行儀なんだよ」
『他人ですから』
「っ....」
『もう、行ってよろしいですか....?』
あぁ、泣いちゃダメだよ。自分から別れを告げたんだから
あっちは元々私のこと好きじゃなかったんだから....
「待て...!」
『何か...御用が?』
「ありまくりだよ」
「なんで、別れようなんて言った」
『...人違いでは』もうこのまま押し通してしまえ
「ッ....人違いなわけないだろ!」
珍しく声を荒げる目の前の男に私は少し、びっくりした
「俺が、愛した女を間違えるわけないだろ」
『は....』
目の前のこいつは何を言ってるんだろう。
付き合ってたとはいえ、恋人らしいことなんてしたこともないのに。
告白の返事も、「分かった」だった
受験時だから忙しいことは分かってたけど、けど....何もしてくれなかった
だから別れを告げたのに、「愛した女」って......
『なに、言ってるの....?』
「は?」
『白布は、私のこと愛してなんかなかったんじゃん!ただ、告白して、「恋人」っていう肩書きだけだったじゃん!なにも、恋人らしいこともしてなかったし.....挙句、そっけなかったし、なのに「愛した女」って、なに?』
「....それはごめん」
ほら、図星だ。
「でも、愛してたのは本当だ。ただ、自分でも分かってた。恋人らしいこと何も出来てないって、そっけない態度とってたって」
『矛盾してるよ...』
「あの時は、色々と余裕がなかった。勉強の方も恋愛の方も」
「○○が、他の奴と喋ってて、妬いてたし、でもめんどくさい奴と思われたくなくて、イラついてそっけない態度取ってた」
『じゃあ、なんで恋人らしいことしてくれなかったの?』
「.....一回触ったら歯止めが効かなくなりそうで」
『え?』
「でも、手が早いとも思われたくなかったから中々出来なかった。」
『....』
「わがままでも、図々しいと思われてもいい」
「○○、俺と付き合ってくれませんか」
『.....別に、手が早くたって、他の人に嫉妬してたって、嬉しいと思えるよ』
『けど、何もしてくれないのは、悲しい』
「......」
『.....私を悲しませるつもりがないなら付き合ってあげてもいいです』
「...!大分、上から目線だな」
『いっつも白布だって上から目線なくせに』
「まぁでも、悲しませるつもりなんか一切ないけど、どうする?」
『...上から目線だな』
「返事」
『....よろしくお願いします』
「ん、」
これからも末永く、私/俺と一緒に。
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