君との4年ぶりの出会い
ずっと薪羅くんをかばっていた
服が破けるまで、そのおとこのこがやめるまで、ずっと守った
あまり薪羅くんとは仲がよくなかったし話したことすらもなかった
だけど私の脳がこう言ったのだろ
そういう子をかばいなさい、と
それに従い私は薪羅君のことを守っていたつもりだった
だったのだけど…
「おまえもたいしたことねえなあ!ああ?」
はあ…息をするだけで精一杯
私はあまり運動神経が良くなくて、すでに息切れだった
「ッチ!なんなんだよ!オレらのじゃまして!お前は引っこんでろよ!邪魔すんな!」
「フーフー…」
「ねえ…僕のことかばわないで…君は関わらないで…僕のせいになって気が重くなるからやめて…」
薪羅君は泣いていた
絶望の目で…
「だ…だめ!私は君のことを守るの!!」
この子供による小さな内戦は薪羅君が転校するまで約半年
私かばって5ヶ月もあった
「ではこれで入学式を終わりまーす」
「おーい白鳥さーん!」
「あ!な…何?」
「もう入学式終わったよーなーに悲しそーで無表情な顔してー?何か考え事?」
あれ…私何してたんだろう…
「い…いや?入学式めんどくさいなーって…ありがと笹猫さん」
「いやいや私はただ読んだだけだし…あと桜でいいよさくらで!」
「あ…じゃあ桜ちゃんでいいかな?」
「おおーいいねー!よろしく、連ちゃん!」
そうして私たちの高校生時代が始まった
服が破けるまで、そのおとこのこがやめるまで、ずっと守った
あまり薪羅くんとは仲がよくなかったし話したことすらもなかった
だけど私の脳がこう言ったのだろ
そういう子をかばいなさい、と
それに従い私は薪羅君のことを守っていたつもりだった
だったのだけど…
「おまえもたいしたことねえなあ!ああ?」
はあ…息をするだけで精一杯
私はあまり運動神経が良くなくて、すでに息切れだった
「ッチ!なんなんだよ!オレらのじゃまして!お前は引っこんでろよ!邪魔すんな!」
「フーフー…」
「ねえ…僕のことかばわないで…君は関わらないで…僕のせいになって気が重くなるからやめて…」
薪羅君は泣いていた
絶望の目で…
「だ…だめ!私は君のことを守るの!!」
この子供による小さな内戦は薪羅君が転校するまで約半年
私かばって5ヶ月もあった
「ではこれで入学式を終わりまーす」
「おーい白鳥さーん!」
「あ!な…何?」
「もう入学式終わったよーなーに悲しそーで無表情な顔してー?何か考え事?」
あれ…私何してたんだろう…
「い…いや?入学式めんどくさいなーって…ありがと笹猫さん」
「いやいや私はただ読んだだけだし…あと桜でいいよさくらで!」
「あ…じゃあ桜ちゃんでいいかな?」
「おおーいいねー!よろしく、連ちゃん!」
そうして私たちの高校生時代が始まった
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