迷子から始まる下手が紡ぐ物語
美空side
異世界…?いせかい…?いせか…
優「ああぁ!??伊勢街道付近で栄えたんだぁ!?すごいね!?」
零「お前…馬鹿か。」
篠山零は、足を組み直し冷たい目でこちらを見る。
零「最近はやっているだろう、異世界モノ」
もちろん、よく見かける。異世界に転生してなんかすごい力を手に入れて無双する話や、異世界で目立たずスローライフを送りたい主人公の話とか。あんまり読まないけど、本屋さんとかたまに行くと、漫画の棚にはたくさんの異世界ものが並んでいる。
零「その異世界だ。」
優「いくら女子高生でもそれじゃ騙せないよ…?」
零「騙してない。だって、違和感あるんじゃないのか?」
違和感。
零「どうしてあいつはナイフを当たり前のように投げてきた。」
零「そもそもここまでどうやってたどり着いた。」
確かに、銃刀法違反って言ったときも、『はにゃ?』みたいなリアクションしてた。ナイフを、手慣れた感じで、投げてきた。何のためらいもなく。ここまでどうやってたどり着いたか、記憶がない。気づいたらいた。階段を登った覚えもないのに、外に出ればとても高い位置にいた。
零「少なくとも、『普通の世界』ではないだろう?」
異世界…?いせかい…?いせか…
優「ああぁ!??伊勢街道付近で栄えたんだぁ!?すごいね!?」
零「お前…馬鹿か。」
篠山零は、足を組み直し冷たい目でこちらを見る。
零「最近はやっているだろう、異世界モノ」
もちろん、よく見かける。異世界に転生してなんかすごい力を手に入れて無双する話や、異世界で目立たずスローライフを送りたい主人公の話とか。あんまり読まないけど、本屋さんとかたまに行くと、漫画の棚にはたくさんの異世界ものが並んでいる。
零「その異世界だ。」
優「いくら女子高生でもそれじゃ騙せないよ…?」
零「騙してない。だって、違和感あるんじゃないのか?」
違和感。
零「どうしてあいつはナイフを当たり前のように投げてきた。」
零「そもそもここまでどうやってたどり着いた。」
確かに、銃刀法違反って言ったときも、『はにゃ?』みたいなリアクションしてた。ナイフを、手慣れた感じで、投げてきた。何のためらいもなく。ここまでどうやってたどり着いたか、記憶がない。気づいたらいた。階段を登った覚えもないのに、外に出ればとても高い位置にいた。
零「少なくとも、『普通の世界』ではないだろう?」
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