迷子から始まる下手が紡ぐ物語
美空side
優「説明してくださいっ!」
私は案内された真っ白で一人用ソファが向かい合って二つ置いてあるだけの部屋の扉を男性が閉めた途端、私は叫んだ。男性は特に驚いた様子もなく「まぁそうなるだろうな」と冷たく言い放つ。最初の印象と全然違うんですけど!!
男性「ただ、今から話すことには守秘義務がある。お前には見られてしまったから言うが、周りにべらべらと喋るな。それが守れるなら話す。」
優「喋りません書きません発信しません!説明してください!」
男性「…ハァ、約束を破ったら舌を焼くからな。」
脅しの意味を含めた前置き。物騒な。そんなことしたら警察沙汰じゃんか。
男性「俺の名前は篠山 零(しのやま れい)。」
優「しのやまれい…」
[中央寄せ]〜以後『男性』は『零』と表記します〜[/中央寄せ]
零「表向きの仕事はフリーのカメラマン。」
優「ふりーのかめらまん…」
零「おい。アホっぽく復唱するんじゃない。」
優「す、すみません」
ソファに座って足を組み直す篠山零。美しい顔をしているけど、冷たい目だ。
零「本当の顔は篠山家の跡継ぎだ。」
優「跡継ぎ…社長の息子とか?篠山なんて聞いたことないけど…」
零「……。」
零「篠山家は、異世界で栄えた貴族のようなものだ」
優「………………………は????」
優「説明してくださいっ!」
私は案内された真っ白で一人用ソファが向かい合って二つ置いてあるだけの部屋の扉を男性が閉めた途端、私は叫んだ。男性は特に驚いた様子もなく「まぁそうなるだろうな」と冷たく言い放つ。最初の印象と全然違うんですけど!!
男性「ただ、今から話すことには守秘義務がある。お前には見られてしまったから言うが、周りにべらべらと喋るな。それが守れるなら話す。」
優「喋りません書きません発信しません!説明してください!」
男性「…ハァ、約束を破ったら舌を焼くからな。」
脅しの意味を含めた前置き。物騒な。そんなことしたら警察沙汰じゃんか。
男性「俺の名前は篠山 零(しのやま れい)。」
優「しのやまれい…」
[中央寄せ]〜以後『男性』は『零』と表記します〜[/中央寄せ]
零「表向きの仕事はフリーのカメラマン。」
優「ふりーのかめらまん…」
零「おい。アホっぽく復唱するんじゃない。」
優「す、すみません」
ソファに座って足を組み直す篠山零。美しい顔をしているけど、冷たい目だ。
零「本当の顔は篠山家の跡継ぎだ。」
優「跡継ぎ…社長の息子とか?篠山なんて聞いたことないけど…」
零「……。」
零「篠山家は、異世界で栄えた貴族のようなものだ」
優「………………………は????」
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