ア「オリヴィエ様ー」
オリヴィエの私邸にアンジェリークがやって来た。
夢「アンジェじゃーん！どうしたのん？」
いつもの口調でオリヴィエが言う。
ア「あの、今日オリヴィエ様お誕生日と聞いたので、商人さんから買って来たんです」
と、アンジェリークはマニキュアを出した。
夢「わー、かわいい！しかもたっくさん！ありがとアンジェ☆」
オリヴィエはマニキュアを見つめる。まあ、本当は商人さんが特売でいつも3本セットのところ、5本セットで売ってくれるとのことだったから買っただけなのだ。まあ、そんなこと言うアンジェではなかった。
ア「………あ、良かったら………」
アンジェが言いかけたところで、「オリヴィエさまぁー？」と、声がした。
レ「あ、オリヴィエ様いらっしゃったー、あ、アンジェもいたの」
金髪ギャル、レイチェルである。
ア「あ、レイチェル！」
夢「いらっしゃーい☆女王候補さんたちが集まったね」
レ「オリヴィエ様、これどーぞ！」
レイチェルはマニキュアを差し出す。
夢「あら、マニキュアじゃなーい！しかもたくさん！」
レ「商人さんがいつもより多く売ってくれてー、ちょうどいいと思ってー」
と、レイチェルは聞かれたわけでもないのにベラベラ喋る。
夢「よーし、女王候補さん、今日は帰さないわよー！」
半日を使い、そして大量にあったマニキュアを全て使い、アンジェ、レイチェル、そしてオリヴィエのあらゆる爪をマニキュアで染めたのであった。