ア「あっ、サラさん！パスハさん！」
とある日曜日、アンジェリークは森の湖でサラとパスハに会った。
サ「あら、アンジェじゃない」
パ「……金の髪の少女か……」
と、目つきの悪い目で言うパスハである。
ア「す、すいませんっ、すぐ行くので……」
アンジェリークは申し訳ないことをしたという顔をした。
サ「いいのいいの、私たちもう行く予定だから。あ、そうそう知ってる？ほら、あそこ」
サラは滝に指を指す。
サ「あそこにお祈りすると、いいことがあるよ。じゃねー」
と、サラはパスハを連れて行っていった。
ア「……お祈りかあ……やってみようかな」
アンジェリークは滝にお祈りをした。

[水平線]
光「むっ」
炎「どうしたんですかジュリアス様？」
ジュリアスとオスカーは乗馬をしていた。すると、ジュリアスが何かに気づいたようだ。
光「見ろオスカー、あの雲を……」
ゴゴゴゴゴ…と言わんばかりの真っ黒な雲。雷も鳴りそうだ。
光「今日は一旦引き上げるぞ。オスカーは先に行き、聖地の者に伝えるのだ」
炎「はいっ」
と、オスカーは馬を走らせた。

[水平線]
光「……なぜここは雲がないのだ……？」
ジュリアスは森を抜けて森の湖へ辿り着いた。なぜか、森の湖だけは雲がなく、快晴である。
ア「あ、ジュリアス様！」
もしかして、滝にお祈りをしたから…？と、アンジェリークは思った。
光「もうじき雨が降る。今のうちに部屋まで送ろう」
ジュリアスはそう言うと、アンジェリークを馬に乗せ、アンジェリークの部屋へ向かった………



これがアンジェリークのお祈りの裏側である……