光「オスカー、ここ最近、私の馬が変なのだ」
ジュリアスの執務室に呼ばれたオスカーは、ジュリアスに馬が変と言われた。
炎「馬が変、ですか？」
光「私が餌をやっても全く食べようとせず、以前のように懐かないのだ……」
うーん、と珍しく悩むジュリアス。
炎「……きっと、何かあるんじゃないですか？ほら、誰かが餌をやってるとか」
光「誰かが餌、か……オスカー」
炎「はい、何でしょうか」
光「今日一日、私の馬を見守るのだ。犯人がつかめたら私の執務室へ来い」
オスカーは、「はっ」と言い、ジュリアスの指示を実行するため馬小屋へ行った。

[水平線]
炎「ん、ゼフェルじゃないか」
鋼「よ、よおオスカー」
馬小屋へ行く途中、エアバイクに乗ったゼフェルとすれ違った。ゼフェルはそそくさと通って行った。ゼフェルは馬小屋の近くでエアバイクを停めているのだ。
炎「ん、セイランじゃないか」
セ「あ、オスカー様」
ゼフェルとすれ違った後、いつも通りの清々しい顔のセイランに会った。
炎「こんなとこで何やってるんだ？」
セ「ああ、散歩をしていたら面白いものを見てしまいましてね」
そう言うと、セイランは去った。
炎「今日は色んなやつとすれ違うな……」
馬小屋に着くと、何と、馬小屋が壊れていた。もちろん、馬は脱走している。
炎「！？た、大変だッ！」

[水平線]
炎「ジュリアス様！大変です！馬がいません！」
光「何っ！？」
ジュリアスの馬が脱走したのは聖地中に広まり、馬大捜査線がはじまった。数十分後、無事、馬は見つかった。脱走した理由は、ちゃんとわかっていないため、馬小屋の劣化と最終的にはなった。なお、この日からジュリアスが馬をとてもとても今までよりも気にかけるようになったので、馬の異変もなくなった。