一夜限りの恋
#1
夏休みに入って、二週間ほどがたった。
僕はいつものように、自分の好きな人「花柄 桜」(はなが さくら)とLINEをする。
僕〔おはよう。元気?〕
桜〔おはよう。元気だよ!〕
こんな些細な会話も、僕の心の救いだ。
あ、そういえば、明後日花火大会があったような・・・
誘ってみるか・・?怖ぇ・・でも、行くしかない!
僕〔ねえ、ひとつ聞いてもいい?〕
桜〔なあに?〕
僕〔明後日って、予定入ってたりする?〕
桜〔明後日?私予定入ってないよ?〕
僕〔もしよかったら・・・花火見に行かない?〕
桜〔えー?〕
やっぱり、無理か・・
桜〔佐藤君となら、いいよ!〕
え、えええ、えええええええ!まじ!?
僕〔まじ!やった!じゃあ、時間また伝えるね!〕
桜〔オッケーです!〕
やった・・これって、デート・・・嬉しい!嬉しい!!嬉しい!!!
願わくば、付き合いたい・・・・いや、それは無理か。
2日後・・・
僕「お待たせ!待った?」
浴衣姿の桜さんをみると、恥ずかしくなった。
桜「全然!どう?似合う?」
僕「とっても似合ってるよ!・・可愛いよ。」
桜「もう、褒め上手っ!」
なんて笑いながら話をして、屋台を回った。
りんご飴、チョコバナナ、わたあめ、その他エトセトラ・・・
どれも最高に美味しかった。
1人じゃ味わえない、初めての味だ。
そして、花火の時間がやってきた。
ここで、言うのか・・言わないのか・・・
今言わないと、絶対後悔する・・!
よし、
僕「あのさ、桜さん。」
桜「ん?どうしたの?花火上がるよ?」
ヒューン・・・・・
僕「よかったら、ぼ、僕と・・・・!」
桜「?」
僕「[太字]付き合ってください!!![/太字]」
どーーーーん!!!!!
花火が上がった。
色とりどりの綺麗な花火だ。全員が花火に注目している中、僕らは見つめあった。
僕は顔を真っ赤にしていた。
相手の反応を待った。
桜「・・・よ。」
僕「え?」
桜「佐藤君となら、いいよ!」
思わず笑みがこぼれた。
いや、声に出てしまった。
嬉しすぎたんだ。
僕に、彼女ができたんだ。
念願の、理想の相手と、カップルだ!
僕「ありがとう!嬉しい!!」
嬉しすぎて飛び跳ねた。
僕「何かあったら連絡して!欲しいものがあったら買う!行きたい場所があったら行こう!」
「僕が君を・・・守る・・から・・・!」
なぜか涙が出てきてしまった。
どうしても、この人と一緒にいたくて・・・
守りたくて。
桜「ちょっと、何泣いてんの・・・・よ・・・・・。」
桜さんも泣いてしまった。
2人でたくさん泣いた。
嬉しくて。
その後、花火を満喫して、帰宅をしていた。
僕「花火、綺麗だったね。」
桜「そうだねぇ。綺麗だったね〜。」
僕「今日は人生で1番嬉しい日かも!」
桜「ちょっと言い過ぎよ〜。」
一緒に笑い合って、信号に来た。
桜「じゃ、私右だから。」
僕「じゃ、また明日!」
達成感に包まれていた。
嬉しいなぁ。
・・・・・ん?
あのトラック、動きが少しおかしい・・・?
え、信号無視しそうだぞ?
その先に・・・・桜さん!?
トラックに轢かれる・・・・・!
僕「桜さん!!!危ない!!!」
僕は勢いに任せて桜さんを退けた。
桜「えっ!?」
桜さんは向こう側に飛ばされた。
そして僕は・・・・
これで、よかったんだ・・・・
葬式場・・・
桜「うっ、ひぅっ、佐藤君・・・・・」
母「大丈夫。大丈夫よ。」
父「佐藤君・・・。」
「娘の彼氏は、君しかいないんだよ・・・・!」
享年 佐藤貴治 16歳
居眠り運転をして信号無視をしたトラックに撥ねられかけた
彼女を庇って、
死亡
僕はいつものように、自分の好きな人「花柄 桜」(はなが さくら)とLINEをする。
僕〔おはよう。元気?〕
桜〔おはよう。元気だよ!〕
こんな些細な会話も、僕の心の救いだ。
あ、そういえば、明後日花火大会があったような・・・
誘ってみるか・・?怖ぇ・・でも、行くしかない!
僕〔ねえ、ひとつ聞いてもいい?〕
桜〔なあに?〕
僕〔明後日って、予定入ってたりする?〕
桜〔明後日?私予定入ってないよ?〕
僕〔もしよかったら・・・花火見に行かない?〕
桜〔えー?〕
やっぱり、無理か・・
桜〔佐藤君となら、いいよ!〕
え、えええ、えええええええ!まじ!?
僕〔まじ!やった!じゃあ、時間また伝えるね!〕
桜〔オッケーです!〕
やった・・これって、デート・・・嬉しい!嬉しい!!嬉しい!!!
願わくば、付き合いたい・・・・いや、それは無理か。
2日後・・・
僕「お待たせ!待った?」
浴衣姿の桜さんをみると、恥ずかしくなった。
桜「全然!どう?似合う?」
僕「とっても似合ってるよ!・・可愛いよ。」
桜「もう、褒め上手っ!」
なんて笑いながら話をして、屋台を回った。
りんご飴、チョコバナナ、わたあめ、その他エトセトラ・・・
どれも最高に美味しかった。
1人じゃ味わえない、初めての味だ。
そして、花火の時間がやってきた。
ここで、言うのか・・言わないのか・・・
今言わないと、絶対後悔する・・!
よし、
僕「あのさ、桜さん。」
桜「ん?どうしたの?花火上がるよ?」
ヒューン・・・・・
僕「よかったら、ぼ、僕と・・・・!」
桜「?」
僕「[太字]付き合ってください!!![/太字]」
どーーーーん!!!!!
花火が上がった。
色とりどりの綺麗な花火だ。全員が花火に注目している中、僕らは見つめあった。
僕は顔を真っ赤にしていた。
相手の反応を待った。
桜「・・・よ。」
僕「え?」
桜「佐藤君となら、いいよ!」
思わず笑みがこぼれた。
いや、声に出てしまった。
嬉しすぎたんだ。
僕に、彼女ができたんだ。
念願の、理想の相手と、カップルだ!
僕「ありがとう!嬉しい!!」
嬉しすぎて飛び跳ねた。
僕「何かあったら連絡して!欲しいものがあったら買う!行きたい場所があったら行こう!」
「僕が君を・・・守る・・から・・・!」
なぜか涙が出てきてしまった。
どうしても、この人と一緒にいたくて・・・
守りたくて。
桜「ちょっと、何泣いてんの・・・・よ・・・・・。」
桜さんも泣いてしまった。
2人でたくさん泣いた。
嬉しくて。
その後、花火を満喫して、帰宅をしていた。
僕「花火、綺麗だったね。」
桜「そうだねぇ。綺麗だったね〜。」
僕「今日は人生で1番嬉しい日かも!」
桜「ちょっと言い過ぎよ〜。」
一緒に笑い合って、信号に来た。
桜「じゃ、私右だから。」
僕「じゃ、また明日!」
達成感に包まれていた。
嬉しいなぁ。
・・・・・ん?
あのトラック、動きが少しおかしい・・・?
え、信号無視しそうだぞ?
その先に・・・・桜さん!?
トラックに轢かれる・・・・・!
僕「桜さん!!!危ない!!!」
僕は勢いに任せて桜さんを退けた。
桜「えっ!?」
桜さんは向こう側に飛ばされた。
そして僕は・・・・
これで、よかったんだ・・・・
葬式場・・・
桜「うっ、ひぅっ、佐藤君・・・・・」
母「大丈夫。大丈夫よ。」
父「佐藤君・・・。」
「娘の彼氏は、君しかいないんだよ・・・・!」
享年 佐藤貴治 16歳
居眠り運転をして信号無視をしたトラックに撥ねられかけた
彼女を庇って、
死亡
このボタンは廃止予定です
/ 1