ま た 、 二 人 揃 っ て 笑 い た い 。
美紅side
粗方、人はイナクナッタ
「これでよし、」
何がいいんだ、?
人をこんなにも殺して、
何が、何が、?
いいじゃん、約束ジャン
守らないとデショ、?
約束だもん
違う、人を殺してまで守らないといけない、約束はない、
ないはずなんだっ、!!!!!!!!!
なんで、どっちが正しい、???
黒い鎌 を握りしめる、
わからない、教えてほしい、
何が正しい、??
[中央寄せ]「美紅ッ!!!!!!!!!!」[/中央寄せ]
そう、私を呼ぶのは、
天使だ
[水平線]
[水平線]
神野side
走って走ってたどり着いた学校、
また校舎内を走り回る、
血の匂い、
気持ち悪い、
どこっ!?
美紅、!!!
ねぇ、
まだ、話したい事、たくさんあるのに、
今度は、そう、簡単に終わらせない、
最上階、僕らの教室の前、
探していた人はいた、
「美紅ッ!!!!!!!!!!」
赤い髪が、鮮血を被って、
紅く染まる
本当は、そんな血濡れた
貴女じゃ、ないでしょ、?
「な、何で神野ちゃんが…」
「探したの、ニュースになってた、ハァハァ」
息切れしてしまう、
カッコ悪いのに
そして、ずっと抱いていた疑問を、彼女に投げかける、
[中央寄せ][大文字]「ねぇ、美紅って本当にヒトなの、?」[/大文字][/中央寄せ]
[水平線]
[水平線]
美紅side
「な、何で神野ちゃんが…」
「探したの、ニュースになってた、ハァハァ」
息切れしている、
相当、探して、走ってきてくれたのだろう、
何で、キミはそんなに優しいのだろう、
何で、幸せになる道を、神々は与えなかったのだろう、
…阿保らしい、
[中央寄せ][大文字]「ねぇ、美紅って本当にヒトなの、?」[/大文字][/中央寄せ]
え、?
突然投げかけられた質問、
心に入り込んでくる質問、
あぁ、気づかれたくなかった、
普通のヒトとして、
普通じゃないキミの隣で、笑っていたかった、
ただ、それだけだったのに、
どうして、こうもカミサマは嫌がらせが好きなんだろう、
[中央寄せ][太字]「そうだよ、神野の言う通り、僕はヒトじゃない」[/太字][/中央寄せ]
[中央寄せ][太字]「[下線]死神[/下線]だ」[/太字][/中央寄せ]
そしてまた、"僕"は嘘を振りまいた、
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