秋也「おーっす今暇かお前らー?」
木葉「東雲さんに麻倉さん!!」
小見「なんか久しぶりな
　　　　感じはしないっすね?」
猿杙「そりゃ、2・3日前の話だし?」
木兎「あーっ!!秋也さんだー!!!」
秋也「おうおう木兎は
　　　　相変わらず元気なことw」
木兎「?葵葉さんなんか縮んだ?」
葵葉「…ブッ飛ばすぞ…
　　　　　…あ゙っっっっっっっぢぃ…」
秋也「多分縮んでんじゃなくて
　　　　溶けてんだわ…あはは…」
木兎「へーっ!!」
翼「!!お前らーっ!!!」
秋也「おーーーっと、今日ばかりは
　　　　突っ込んでくんなよばっさん」
秋也「なんてったって差し入れ
　　　　　　持ってきてんだかんなっ!!ﾄﾞﾔｧ」

[大文字]全員〔差し入れ…!!!!〕[/大文字]

翼「え!?普通それバレー部の
　　　フケーが持って
　　　　　くんじゃないの!?」
秋也「別に父兄じゃなくてOBが
　　　　来たっていーだろーがよー」
秋也「あと、これパシられた
　　　　だけだから(￣ー￣)ｂｸﾞｯ」
翼「へー!!!」
　　　↑
　あんま興味ない
葵葉「なにドヤってんのお前…」
秋也「てかお前はバテすぎなw」
葵葉「体力はあるし…暑いのが
　　　　無理なだけだよばーか…」
秋也「覇気がねーにも
　　　　　程があるってのw」
黒尾「なになにぼっくん爽やかな
　　　　　彼らは梟谷OBってわけ?」
秋也「爽やか…」
葵葉「嬉しいねぇ秋也く〜ん?」
秋也「そういう時だけイキイキ
　　　　　するのやめろっ!!」
葵葉「そしてなに?君は
　　　　　詐欺師かなにか?」
木兎「黒尾は詐欺師顔だからなー!!
　　　　　　　　ウサンクサイ!!」
黒尾「ぼっくんお黙り〜」
黒尾「それにしても仲良い
　　　　　んですね、えっと…」
秋也「俺は東雲秋也で
　　　　こっちが麻倉葵葉な」
黒尾「東雲さんに麻倉さん
　　　　よろしくお願いします」
葵葉「…げっ…!!その部活着と
　　　　ゼッケン…お前化け猫
　　　　　　一派の親玉かよ…!!」
黒尾「わお、酷い言われ
　　　　ようだなまたこれ」
木葉「化け猫一派www」
小見「ごもっともwww」
猿杙「笑ってやるなよ…ww」
黒尾「猿杙も笑ってんじゃねぇか!!」
翼「あっはは!!懐かしー!!こいつ
　　　音駒のプレースタイルに
　　　毎回キレてたんだよ!!w」
葵葉「…しつこいし、上手いし
　　　　基本Aパスで拾ってくるとこ
　　　　なんつーグロいこと
　　　　　　考えてくれてんだよ!!!」
黒尾「光栄デス☆」
葵葉「あ゙ー!!腹立つ!!!」
秋也「中指やめなさーい」
葵葉「ｶﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙ…」
黒尾「…ってか、翼
　　　　お前いくつだよ!?」
翼「え?なんで?一応こいつら
　　　　　とは同級生だけど」
黒尾「あんま歳変わんねぇと
　　　　思ってたらガッツリ
　　　　　　　歳上じゃねぇか…!!」
翼「そりゃまぁ俺死んでるし?」
黒尾「ジャージが余計悪意ある!!」
翼「ジャージで死んだからかこれ
　　　脱げねーんだよなー
　　　別に暑くもないから
　　　　　いいんだけどよー」
翼「で!!差し入れって!!?」
葵葉「がっつきすぎなんだよお前は」
葵葉「なんだっけ、アイスとか
　　　　　　だった気がするけど」　
翼「アイスっ!!!?」
秋也「おいばっさん、一応これ
　　　　“合宿してるバレー部に”
　　　　　　　　　　だからなー」
翼「そ…それって…お、俺は…?」
葵葉、秋也「無しでしょ/無しじゃね」
翼「や、やだぁぁぁぁっ!!!!」
翼「俺も食べたいーっ!!!!」
葵葉「いい歳の男が何
　　　　駄々こねてんだよ」
夜久「なんだあれ」
海「さぁね…」
翼「あーっ!!やっくーん!!海ぃー!!!（泣）」
夜久「うぇっ、こっちこなくて
　　　　　　　　　いいっつの!!」
翼「心外っ!!!」
海「そんなこと言って
　　　　　やるなよ夜久」
翼「偉大なるボサツの
　　　　　ココロガマエｯ!!!」

●●『…』　
赤葦「…また、1人で溜め込もう
　　　　ものなら東雲さんと
　　　　　麻倉さんからお説教だからな」
●●『え…急になんの拷問…』
赤葦「なにっていうか…またなんか
　　　　考えてるなって思っただけだよ」
●●『…皆は凄い』
●●『たった数日のことなのに
　　　　　　　　　　　全然違うから』
●●『音駒も烏野も森然も生川も
　　　　　　葵葉さんも秋也さんも
　　　　　　兄ちゃんも梟谷も…
　　　　　　…もちろん、赤葦も』
赤葦「全然違う…?」
●●『うん』
●●『…人ってこんなに
　　　　　　変われるものなんだな…って』
●●『変わってないように
　　　　　　　見えて、全然違う』
●●『私は今まで人の汚いところしか
　　　　　　見えなくて聞こえなかった』
●●『昔は身近だったのに
　　　　　　気付けなかった』
●●『そんなうちに高校生になった…』
●●『…こんなに綺麗だったんだね』
●●『どんな高価な宝石よりもずっと
　　　　　　綺麗に、人は輝けたんだね』　
赤葦「…」
●●『…赤葦…』
●●『…私も』
赤葦「…!!」




●●『変われるかな』
赤葦「…」　

木兎「おーい!!●●ー!!
　　　　　　　　あかーしー!!!」
木兎「早く来いよーっ!!!」

●●『行かないと、あかあ…』
●●『!!』

その時、俺は無意識にも
●●の腕を引いていた
きっと驚いたことだろう
恐怖が湧いたかもしれない
ただ…ただ、そんなことがちっぽけに
思えるくらいに、俺は言わなきゃ
いけないと思った

赤葦「●●」
赤葦「大丈夫、絶対●●なら大丈夫
　　　　　　　　　　　　だから、行こう」
●●『…!!…うんっ…』

いつになく強く頷く彼女の瞳は
太陽のように照らし、宝石のように
輝く彼らを真っ直ぐ捉えて
焦がれた彼女の瞳は
まだ曇りを覚えて居て、それでいて
鉛色の空を打開する為に差し込んでいる
一筋の光が通っているような
生まれてこの方、一度も見たことのない
心情の瞳をしていた

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

合宿最後の夜…

●●『…』
赤葦「…」

葵葉「よっ」
木兎、翼「おせーよあかーし!!!」
秋也「あはは…」

●●、赤葦〘どういう状況。〙