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梟谷のマネは今日も静寂。

#36


葵葉「…てか、ずっと触れて
    なかったけど、エース居ないよね」
●●〘やけに静かなわけか…〙
秋也「ボクトコウタロウだっけか?」
木葉「そうっすね…って
     知ってるんですか!!?」
葵葉「当たり前でしょ、後輩が 
    恥かいたらこっちもこっちで
    死にたくなるし、いつでも
    フルボッコにしたいし」
秋也「つまりな?俺達の後輩がどんな
    奴か気になるし、梟谷の名を
    継いでくれてるお前らを
    把握しとかないと
    落ち着かないんだってさ(^^)」 
葵葉「勝手な自己解釈やめろ(#・∀・)」
小見「あらやだツンデレ〜♡」 
猿杙「ちょっと麻倉さぁ〜ん♡」
木葉「素直になんなさいよぉ〜♡」
葵葉「よし春樹、大和、秋紀
     こっちこい、ブチ殺す」
●●『3人が消し飛ぶので
        やめてください』
3人〔消し飛ぶ…!?!?!?〕
秋也「で、噂のエースは
      どこ行ったんだよ?」
赤葦「トイレ行くって言ってましたけど」

[太字]ガラガラガラッ[/太字]

赤葦「噂をすれば」
木兎「で!!俺の方にバカでかい
     カブトムシ飛んできて!!!」
翼「マジか!!!おもしれ…」
翼「…って葵葉と秋也!!!!?」

[太字][大文字]タッタッタッタッタッタッタッ!!!!!!

ガシャーンッ!!!!!!![/大文字][/太字]

翼「久しぶりー!!!!」
葵葉「は…?なんで…翼…は…?」
秋也「ばっさんは…あの日…死んで…」
葵葉、秋也「…俺ら…死んだ…?」
●●『死んでないです』
秋也「でも!!確かにアイツは
     トラックに轢かれて
    当たりどころ悪くて…それで…」
翼「俺は死んだぞ?」
翼「ほら、浮いてるし半透明」
翼「死んでから幽霊状態!!!」
秋也「幽霊状態じゃなくてよ…」
 
[大文字][太字][大文字]ドゴッッッッ!!!!!!!!!!![/大文字][/太字][/大文字]

秋也「!?!?!?!?」
翼「い゙ッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!」
翼「葵葉ぁぁっ!!!!
    俺のケツ取れるって!!!!」
葵葉「黙れッッッ…!!!!」
葵葉「死んだくせに痛覚とか
     感じてんじゃねぇッッッ!!!!!」
葵葉「人間様に指図すんなッッッ!!!!!!」
葵葉「あ゙あ゙あ゙ッッッ…も…クソがッッッッ!!!!!」
翼、秋也「…?」
翼、秋也「葵葉…お前泣いてんの?」
葵葉「!!」
葵葉「うるさい!!!別に泣いてない!!!!」
葵葉「目に放射線入ったんだよ!!!!
     お前らみたいなバカには
      分からないよねー!!!!!
        バーカバーカ!!!!!!!」
秋也「はぁ!?!?ちょ、1回落ち着け!?!?!?」
梟谷〔放射線…〕

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
秋也「落ち着いたかー?」
葵葉「…ん…元々落ち着いてるし…」
翼「絶対にパニクってただろ!!w」
秋也「もうちょいマシな
    言い訳にしろよな?
     なんだよ放射線
      目に入ったって…」
葵葉「…うるさい黙れ…」
赤葦「●●、お二人に
     翼さんのこと言わなかったの」
●●『…聞かれなかった』
木葉「そりゃ普通聞かねぇだろ!!」
木兎「なぁ、木葉ー」
木葉「んんんっ!!
     お前はなんだ木兎!!!」
木兎「俺分かんないんだけど
         あの人ら誰?」
●●『簡単に言うとOB』
木兎「え!!?OB!!?」
木葉「色々あってよ
     (カクカクシカジカ☆)ってなわけだ」
木兎「あ!!じゃあ俺この人達知ってる!!」
木兎「昔梟谷の春高決勝見てて
    秋也さん?がケガして
     ベンチ下げられてた!!」
秋也「クッ…苦い記憶…」
葵葉「地味に気にしてるんだから、コレ」
秋也「コレって言うなよ…」
翼「?お前何も悪くねぇじゃん?」
秋也「…ハァァァ~~~~…」
翼「なんでため息つくんだよ!!?」
葵葉「…翼、ちょっと聞くけど良い」
翼「いーよー?」
葵葉「ホントにお前死んでんだよね」
翼「おう!!」
葵葉「じゃあなんで触れんの
    なんなら、なんで痛覚あんの」
秋也「確かに」
●●『何気に理由、聞いてない』
翼「えーっとね」
翼「なんか俺、普通じゃないんだって」
秋也「知ってる」
翼「え?」
葵葉「お前の頭がヤバい方向
    向いてんのは良く知ってるけど」
翼「そーゆーことじゃねぇ!!」
翼「…なんか目開けたら知んねぇとこで」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翼「…ん…?」
翼〔…あれ…体どこも痛く…〕
??「ようやく起きたのか」
翼「ムクリ…」
翼「…!!!」
死神「ワタシは死神である
    驚いているようだがオマエは…」
[太字][大文字][大文字]翼「●●は!!!!!?」[/大文字][/大文字][/太字]
死神「え、あ、●●?」
翼「そう!!俺の妹!!」
死神「あ、いや、ちょっと待って?
      オマエは死んだのだぞ?」
死神「普通もっと自分のことで
    いっぱいいっぱいになったり
     パニックになったり
      誰かを呪いたがったり…」
翼「どうでもいい!!!!!!」
翼「無事かって聞いたんだよ!!!!!!!」
死神「わ、わ、分かったから
     落ち着け、一度落ち着け」
翼「…ゴゴゴゴゴ…」
死神「…そこにかけろ…」 

[太字]スッ…[/太字]

死神「えー…単刀直入に言えば
     オマエの妹は生きている」
翼「!!」
翼「…良かったぁぁ〜〜…」
死神「いや、何も良くないだろう!!」
翼「え?なんで?」
死神「オマエは死んだのだぞ!!?」
翼「うん、知ってる!!」
死神「もっとネガティブに
     なったりせんのか!!?」
翼「死んだら死んだで別に良くね?」
死神「えーーー…」


死神「…この後どうするのだ」
翼「?どうって?」
死神「天国と地獄くらい 
    聞いたことあるだろう」
死神「オマエに選択肢を与える、選べ」
翼「選べんの!!?」 
死神「オマエの死因は庇護死だからな」
翼「ヒゴシ?」
死神「この空間のでの…まぁ… 
    …専門用語のようなものだ
     誰かを守ったがために
     死んだということを意味する」
死神「死因が庇護死だった者は
    自分の死後を選ぶことができる」
死神「栄誉ある死だからな」
翼「で、その選択肢って?」
死神「1.天国へ行く2.地獄へ行く」
死神「これは至って有名な死後だろう」
死神「3.冥界を彷徨い続ける」
死神「好きで選ぶような気持ちの
     悪い奴を見たことはない」
死神「4.地縛霊となる」
死神「現世の者に会いたいがために
    選ぶ人間は居るが、自我が
    無くなる、おすすめはしない」
死神「…そして極めて少ない者が
        行ける道がある」
翼「極めて?」
死神「そうだ、ワタシでも見た
    ことは指で数えられる程度」 
翼「…骨だけで指って言うの?」
死神「そういうことにしておけ」
死神「それでその道…」
死神「…5.稀少的な幽霊に
     なり現世に舞い戻る」
翼「それが少ない奴が行く道?なんで?」
死神「これは、ただの庇護死の者でも
     行けるケースがほとんどと
       言っていいほど少ない」
死神「当たり前だ、普通の死者に
     行くことはできないからな」
死神「だが○○翼、オマエには
    その権利がある可能性がある」
翼「条件があるってこと?」
死神「…普通、人間は死に陥ったあと
      ネガティブになるものだ」
死神「ありとあらゆるものを
    恨み、妬み、そして呪う」
死神「…呪うのだが…」
死神「…正直、オマエは
      人間味が強すぎる」
死神「というか、半透明な
     こと以外、ほぼ人間だぞ」
死神「恐らく、痛覚もあるし
      物にも触れられるはず」
翼「…つまり?」
死神「簡単にまとめれば5つ目の
    事項を選ぶことのできる
     条件が全て揃ってる
         ということだ」
翼「へー!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翼「…ってな感じ!!」
秋也「…ばっさん悪い、もっかい頼む」
葵葉「言ってることが意味
     不明過ぎるんだけど」
翼「だから!!」


赤葦「…仲、良さそうだね」
●●『実際、良さそう
       じゃなくて良いだけど』

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

この後、何回も再度説明を
求められてデジャヴになった

2024/01/27 10:33

のん ID:≫upIRR8xyFcrt2
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