●●『…ん…』

痛くない…
というか何も感じない…
目を開き目の前に広がってたのは
とても都内には見えない星空
…冥界…ってやつかな…

●●『…』

[太字]ｽﾀｯ…[/太字]

…なんとなく立って見たけど…
あんまり意味ないか…

●●『…不思議…』

[太字][大文字]??「「●●」」[/大文字][/太字]

●●『!!』

[太字]ﾊﾞｯ!!!!![/太字]

思わず振り向いてしまった

??「久しぶりだな!!」
??「何年前くらいだっけ?
　　　　　最後に会ったの」

もう見慣れてしまったバレー部の
ジャージを着た高校3年生の青年
その青年の声は私や周りの
男子より少し高く
とっくに聞き慣れてしまっている声
…その声は私が良く知ってて


















大好きな声…
私はつい、言葉を失った

??「お前、友達庇ってこんな
　　　　　　とこ彷徨ってんだろ?」
??「そんなことして生死
　　　彷徨ってるとかやっぱ
　　　俺ら似てんのかもな〜!!!」
??「皆して似てない
　　　似てない言いやがって!!!」
??「…まぁ、俺はそれで死んだけど」
??「●●、お前は中途半端
　　　　　やって死んじゃだめだ」
??「自分に正直に生きろ」
??「…そろそろ時間だ」
??「じゃあな、●●」
●●『!!』

―――待って

待ってよ…
もう置いてかないでよ…
待って…!!
お願い…だから…!!!!

●●『待って…!!!!』
??「!!」
??「…大丈夫」
??「少しの間のお別れだ
　　　近いうちに会えるよ」