[小文字]赤葦サイド[/小文字]

なんだかんだで幕をとじた合宿
もう一度あるっちゃあるが
それまで少し時間はある

木葉「おーいお前ら〜!!!!」
木葉「そろそろ切り上げろよ〜!!!!」
木兎「えっ、早くね!!!?」
木葉「全然早くねぇよ」
赤葦「木兎さん、行きますよ」
木葉「●●も行こーぜ」
●●『…』
●●『…今行く』
赤葦「…」
赤葦〔また考えごと…〕

木兎「やっぱまだやりたんねぇ!!!!」
木葉「聞いただけで疲れるわ…」
赤葦「木兎さん」
赤葦「休息も練習の1つでは」
木兎「えっ、そーなの!!!?」
木葉「常にマジ人間に休息という
　　　　言葉は無いんじゃねぇの?」
●●『…』

…確かにずっと考えごとを　
しているような気がするのは
いつも通りだけど
以前より顔が険しくない
気がする…
…やっぱり彼女は不思議だ

[太字]ﾄﾞﾝｯ[/太字]

赤葦「!!」

この瞬間、俺の頭をよぎった言葉
　　　　　



　　　　　　　　　[大文字][太字][大文字]“死”[/大文字][/太字][/大文字]





―――怖い

[大文字][大文字][太字]木兎、木葉「赤葦!!!!!!!!!!」[/太字][/大文字][/大文字]











[太字]ｷﾞｭｯ[/太字]

俺の服の裾を誰かが掴んだ

[太字]ﾊﾞｯ!!!!![/太字]

その、俺の裾を掴んだ“誰か”が
俺と位置を代わる

[太字]ﾄﾞｻｯ!!!!![/太字]

気付けば俺は歩道に投げ出され
尻もちをついている

[太字][大文字][大文字]ﾄﾞｺﾞｯ!!!!!!!!!
[/大文字][/大文字][/太字]

鈍い音がした―――