鏡像世界を知りたい10000歳の冒険者
そして今に至る…
フェルン「…防がれた。」
フリーレン「想定の範囲内だね。ここから先は消耗戦だ。」
『この隙も駄目だな。今のフェルンじゃ気が付けない。』
『やっぱりやるしかない。』
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フリーレン「魔力探知の隙だけじゃ殺しきれるほどのものにはならないね。」
フェルン「そうですね。もっと大きな隙があれば勝てるのですが…」
フリーレン「勝てるんだね。なら隙を作ろう。」
フェルン「そんなことができるのですか?」
フリーレン「私が隙を見せれば相手はもっと大きな隙を見せる。」
フェルン「それではフリーレン様が…」
フリーレン「防御に集中すれば致命傷にはならない。」
フェルン「その場合の作戦は…」
フリーレン「任せるよ。フェルンが勝てると思っているのなら勝てる。」
フェルン「何故そう言い切れるのですか?」
フリーレン「だって”私”はフェルンのことをなめているから。」
フェルン「それは良かったです。なら十分勝機はありますね。」
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ドッ
フリーレン「…」 パリン ドッ
フェルン『まだ立っている…』
『でも致命傷だ。止めを…』 ドッ
『…何が起こった…』
『…攻撃された…?』
『魔力をまったく感じない…』 ミシミシ
『この攻撃を私は魔法として認識できていない…』
フェルン「すごいです…フリーレン様…」
「これが魔法の高みなんですね…」
「…でもらしくないです…」
「…隙だらけです。」
フリーレン「よくやった、フェルン。」
「あれを見せるほど追い詰められたのは80年振りかな。」
「それじゃあ次は●●の番だね。」
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