鏡像世界を知りたい10000歳の冒険者
デンケン「本当にフリーレンと●●の複製体と戦うのはお前達三人」
「だけで大丈夫なのか?」
フリーレン「少人数のほうが相手の行動を予測しやすいからね。」
「確かに全員で戦えばほぼ確実に勝てるだろうけど、」
「大半が死ぬことになると思う。」
「たぶん脱出用ゴーレムを使うような暇も無いよ。」
リヒター「それよりも最深部に集まってくる、複製体の足止めのほうが」
「重要というわけか。」
フリーレン「挟み撃ちにされたら私達は全滅だからね。」
「じゃあ作戦通りに。」
デンケン「ああ。健闘を祈る。」
「…さて、ではこのメンバーの中で苦手な相手を言い合おうか。」
フリーレン「[漢字][太字]破滅の雷を放つ魔法[/太字][/漢字][ふりがな]ジュドラジルム[/ふりがな]」
フェルン『フリーレン様の予想した行動パターン通りだ。』
フリーレン「[漢字][太字]地獄の業火を出す魔法[/太字][/漢字][ふりがな]ヴォルザンベル[/ふりがな]」
『魔力探知が途切れた。』
『その隙に潜伏したフェルンを、[漢字]複製体[/漢字][ふりがな]わたし[/ふりがな]は警戒する。』
『でも目の前の互角の相手の対処で手一杯、』
『フェルンを探す余裕なんてあるはずがない。』
『だって私の怖さは[太字]私[/太字]が一番よくわかっている。』
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フリーレン「大丈夫だよ。」
「完璧に潜伏したフェルンは私でもそう簡単に探知できない。」
フェルン「でも本当に攻撃に使う魔法は[漢字]一般攻撃魔法[/漢字][ふりがな]ゾルトラーク[/ふりがな]でいいのですか?」
フリーレン「最も速射性に優れているからね。」
「それに[漢字]一般攻撃魔法[/漢字][ふりがな]ゾルトラーク[/ふりがな]はエルフにとっては比較的新しい魔法だから」
「反射神経で無意味に防御できるほどの年月は経っていないんだ。」
「どうしてもその対処はたった一瞬、」
「ほんの誤差のような時間だけれども思考する分だけ」
「遅れることになる。」
「でも[太字]フェルン[/太字]は違う。」
「フェルンにとって[漢字]一般攻撃魔法[/漢字][ふりがな]ゾルトラーク[/ふりがな]は生まれた時から」
「あって当たり前のもので、」
「その身に刻まれていて当然の魔法使いの基礎だ。」
「フェルンの[漢字]一般攻撃魔法[/漢字][ふりがな]ゾルトラーク[/ふりがな]なら私を殺せる。」
「ありったけの魔力を叩き込むんだ。」
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