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鏡像世界を知りたい10000歳の冒険者

#34

人間の時代 (葬送のフリーレン編)


デンケン「本当にフリーレンと●●の複製体と戦うのはお前達三人」
    「だけで大丈夫なのか?」
フリーレン「少人数のほうが相手の行動を予測しやすいからね。」
     「確かに全員で戦えばほぼ確実に勝てるだろうけど、」
     「大半が死ぬことになると思う。」
     「たぶん脱出用ゴーレムを使うような暇も無いよ。」
リヒター「それよりも最深部に集まってくる、複製体の足止めのほうが」
    「重要というわけか。」
フリーレン「挟み撃ちにされたら私達は全滅だからね。」
     「じゃあ作戦通りに。」
デンケン「ああ。健闘を祈る。」
    「…さて、ではこのメンバーの中で苦手な相手を言い合おうか。」

フリーレン「[漢字][太字]破滅の雷を放つ魔法[/太字][/漢字][ふりがな]ジュドラジルム[/ふりがな]」
フェルン『フリーレン様の予想した行動パターン通りだ。』
フリーレン「[漢字][太字]地獄の業火を出す魔法[/太字][/漢字][ふりがな]ヴォルザンベル[/ふりがな]」
     『魔力探知が途切れた。』
     『その隙に潜伏したフェルンを、[漢字]複製体[/漢字][ふりがな]わたし[/ふりがな]は警戒する。』
     『でも目の前の互角の相手の対処で手一杯、』
     『フェルンを探す余裕なんてあるはずがない。』

     『だって私の怖さは[太字]私[/太字]が一番よくわかっている。』

__________________________________
フリーレン「大丈夫だよ。」
     「完璧に潜伏したフェルンは私でもそう簡単に探知できない。」
フェルン「でも本当に攻撃に使う魔法は[漢字]一般攻撃魔法[/漢字][ふりがな]ゾルトラーク[/ふりがな]でいいのですか?」
フリーレン「最も速射性に優れているからね。」
     「それに[漢字]一般攻撃魔法[/漢字][ふりがな]ゾルトラーク[/ふりがな]はエルフにとっては比較的新しい魔法だから」
    「反射神経で無意味に防御できるほどの年月は経っていないんだ。」
    「どうしてもその対処はたった一瞬、」
    「ほんの誤差のような時間だけれども思考する分だけ」
    「遅れることになる。」
    「でも[太字]フェルン[/太字]は違う。」
    「フェルンにとって[漢字]一般攻撃魔法[/漢字][ふりがな]ゾルトラーク[/ふりがな]は生まれた時から」
    「あって当たり前のもので、」
    「その身に刻まれていて当然の魔法使いの基礎だ。」
    「フェルンの[漢字]一般攻撃魔法[/漢字][ふりがな]ゾルトラーク[/ふりがな]なら私を殺せる。」
    「ありったけの魔力を叩き込むんだ。」


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作者メッセージ

ちょっとだけ休憩…。
数分後にもう一話投稿します!

2024/05/09 21:39

琥珀 ID:≫omNJu.gUGJreY
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