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鏡像世界を知りたい10000歳の冒険者

#32

それじゃあ (葬送のフリーレン編)

メトーデ「ドゥンストさん。エーデルさんは?」
ドゥンスト「ゼンゼさんの複製体に襲われて脱落しました。」
メトーデ「…そうですか。ブライさんも?」
ドゥンスト「彼の足止めのお陰で逃げ切ることができたのです。」
     「無事に脱出できているといいのですが…」
     「…情報があります。協力しませんか。」
デンケン「儂は初めからそのつもりだった。治療ができる者はいるか?」
メトーデ「聖典を持っていますので、簡単な回復魔法くらいなら。」

~数分後~

フリーレン「なるほど。複製体に心はないんだね。」
ドゥンスト「はい。エーデルさんの見立てでは、」
     「心の働きを精密に[太字]模倣[/太字]しているだけで、」
     「心そのものはないようです。」
フリーレン「これで楽に倒せる手段はなくなったね。」
     「それを踏まえた上で作戦を立てないと。」
デンケン「とは言ってもフリーレン、まだ不確定要素が多すぎる。」
    「一番の問題はあの複製体とその術者の正体だ。」
    「その性質がわからんまま手は出せん。」
●●「Zzz…」
リヒター「特に複製体特有の弱点は本当に無いのかだ。」
    「仮にあの複製体がフリーレンと●●程の実力なら」
    「死傷者が出かねない。」
ゼンゼ「…私は答えんぞ。」
リヒター「だろうな。」
ラヴィーネ「[漢字]複製体[/漢字][ふりがな]あいつ[/ふりがな]に弱点はないぜ。」
     「複製体を操っているのは、[漢字]水鏡の悪魔[/漢字][ふりがな]シュピーゲル[/ふりがな]っていう神話の時代の魔物だ。」
フリーレン「…ラヴィーネ。」
デンケン「何故知っている?」
ラヴィーネ「一番上の兄貴が大陸魔法協会の、零落の王墓攻略の」
     「先遣隊の一人だったんだ。」
リヒター「情報を持っていたわけか。道理でここまでこれたわけだ。」
    「だがとても合理的とは思えんな。」
    「それならば初めから俺達と情報を共有して協力するべきだった。」
ラヴィーネ「協力できるような雰囲気じゃなかったからな。」
カンネ「フリーレン達は気が付いたら先に行っちゃっていたしね。」
ラヴィーネ「それに[太字]おっさん[/太字]はルールが無ければ容赦なく仲間を見捨てるタイプだろ。」
     「安易に協力できるか。」
リヒター「ふん。」
デンケン「嫌われたものだな。」
リヒター「確かに俺は[太字]おっさん[/太字]だが、」
    「面と向かって言われるとくるものがあるな。」
カンネ「…謝ったほうがいいんじゃない?」
ラヴィーネ「悪かったな[太字]おっさん[/太字]。」
リヒター「……」
ラヴィーネ「先遣隊の観測結果によると、[漢字]水鏡の悪魔[/漢字][ふりがな]シュピーゲル[/ふりがな]は」
     「あの扉の向こう側宝物庫の内部。」
     「本体は攻撃手段を持たない脆弱な魔物だって話だ。」
     「ソイツを倒せば複製体は全部消える。」
デンケン「こちらの魔力探知の結果と一致するな。」
    「本体は扉の向こう側だ。」
    「だがあの扉には強力な封印が施されている。」
フリーレン「それは私も確認している。」
     「私の複製体の仕業だね。」
     「[太字]”命懸けで宝物庫の扉を閉じる魔法”[/太字]」
     「民間魔法の中でもトップクラスの封印魔法だよ。」
     「あの扉は術者が死ぬまで開くことはない。」
     「扉を避けて壁を破るという方法もあるけど、」
     「たぶんそれも対処済みだろうね。」
デンケン「どちらにせよ[漢字]水鏡の悪魔[/漢字][ふりがな]シュピーゲル[/ふりがな]を叩くには、」
    「あの複製体は倒さねばならんということか。」


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作者メッセージ

もう早く完結させて新しい小説を作りたいのです!!!!!!
マッシュル編の何編を書いてほしいかはコメント欄で募集中ですので
気軽にコメントしてくださいね~!詳しくは前回の作者コメントに書いてます!
ちなみに新しい小説はこの小説の続編?になる予定ですので!お楽しみに!

2024/05/06 20:33

琥珀 ID:≫omNJu.gUGJreY
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