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オタクは今日も恋をする
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オタクは今日も恋をする〜続編〜
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オタクは今日も恋をする3

こう読んだ方が◎


作者のテンションが異常になる時がありますが温かい目で見てやって下さい。

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オタクは今日も恋をする 3

#85

初詣 【七色キャンバス】

「結月ちゃん、あけましておめでとう!」
「おめでとう。ごめん、遅れた」
「そんなことないよ! 私たちもさっき来たばっかりだから!」
今日は、慎二と遥、由依、光、明、淳司と一緒に初詣に行く。
「ってか……」と慎二はなぜか顔を赤らめながらぼそっと呟いた。
そんな彼を見て、私は不思議に思い「どうしたの?」と彼の顔を覗き込んだ。
「い、いや、なんでもない」と彼はしどろもどろに答えて視線を逸らした。
すると、「モジモジしてたら分からねーよ!」と光は叫びながら、慎二の肩をポカポカと小突いた。
「やめろっ……光。地味に痛いっ……」
光は攻撃を止めるどころか、さらに顔を近づけて慎二の顔を覗き込んだ。
「じゃあ、はっきり言えよ」
「二人とも、とりあえず落ち着け」
横から冷めた声がして、二人の動きが止まった。
──淳司だった。
「光はやりすぎ。慎二は……はっきり言え」
「お前もかよ……」
慎二の顔は更に赤くなる。
「いやっ……その……き、着物姿、可愛いなって……思っただけ」
「誰のだよ!」
全員で突っ込む。
「言わなきゃ、ダメかよ……」
「ダメだ!」
そう言うのは光。やっぱり気になるんだな。
「ゆ……[小文字]づ[/小文字][小文字]き[/小文字]……」
慎二はぼそっと言ったが、私ははっきりと聞こえた。
私の顔はどんどんと赤くなっていく。必死に隠そうとし、私は目をそらせた。
みんなは慎二に注目していて、私のその変な行動には気づかない。
「ありがとう」と私は心の中で彼に感謝をした。
すると「聞こえないよ」と珍しく由依が彼を煽った。
「……っ。だから、結月だって!」
からかわれ続け、ついに限界がきて、彼はそう言った。
「へぇー」とみんなは意地悪そうに彼を見つめる。私は苦笑いすることしかできなかった。
慎二は「早く行こう」と遮るように言った。

 やってきたのは[漢字]波館[/漢字][ふりがな]なみだて[/ふりがな]神社だ。
私たちの家に最も近い神社だ。
「やっぱ、混んでるねー」
もう少し時間をずらせば良かったと思った。
「あー! 待って! 屋台出てる!」
光は脇目も振らずに屋台へと向かった。
「しょうがないなぁ」と私たちは屋台の隅で光を待つことにした。
 数分後、彼は両手が塞がった状態で帰ってきた。
「なにその量……」
遥はそう呟いて呆然としていた。
「お土産! みんなの分も買ってきたからさー、こんな量になったんだよ」
光は笑いながら言うが、お土産の半分以上が彼のものだった。
「まあ、気にせず! ほら!」
彼は、私たちにお土産? であるチョコバナナを渡した。
「あ、ありがとう」
彼の理由には納得しなかったが、私は受け取った。
隅で食べていると、人が増えてきたように感じた。
「ねえ、混んできてない?」
私がそういうと、全員が頷いた。
「早く行こうぜ!」
光が急かした。
「お守りとか売り切れそうだしね」
私たちは、急いで食べ、屋台の隅を後にした。

「時間かかりそうだねー」
遥は両方を擦りながら言った。
前後を見ると長蛇の列ができていることが分かる。
 数十分後、やっと拝殿が見えてきた。
「やっとだー!」
「でも意外と待たなかったね」
「みんな、五円玉あるー?」
「あるよー」
一斉にお金を賽銭箱の中に入れる。
二回お辞儀をした後に、パチン、パチンと軽く手を叩いた。
(慎二とずっと一緒にいられますように)
私は何度も心の中で唱えた。
一礼した後、私たちはお守りを買うことにした。
全員同じお守りを買った。
「やっぱ合格守だろ!」
「そうだよね」

 帰り道、私たちは願い事について話した。
光と淳司、明、遥、由依の五人は「合格しますように」だった。
「慎二と結月は?」
遥が訊いてきた。
「え……。言わなきゃ、駄目?」
「ごめん、言いづらいよね」
「いや、大丈夫。えっと……。私は……。し、慎二とずっと一緒にいられますように[小文字]……って[/小文字]」
「え⁉︎ お、俺も[小文字]なんだけど……[/小文字]」
慎二は顔を紅く染めて言う。
「え?」
みんなは首を傾げる。
「お、俺も、結月とずっと一緒にいられますようにって[小文字]……さ[/小文字]」
「それ、絶対叶うじゃん!!」
「いや、もう叶ってね?」
「確かにー!」
す明るい空気に入れ替わったように盛り上がっていた。

その日の空はとても綺麗だった。

作者メッセージ

一旦完結を外し、この話を投稿しました。
この話は絶対にライト版に載せたかったんです。
ライト版あまり更新してないことに気づきました。本当にすみません。
受験も終わり、結果も分かったので、高浮上目指して頑張ります!
生きて帰ってきたよ!!
ーーー
そして、「“七色キャンバス”って何だ?」と思った人、いると思います。
あの七人グループの名称が決まりました!!
作中では「いつもの七人グループ」と……。多分?
そろそろ名前を付けたほうがいいんじゃない? と思い、助手ちゃん(Gemini)と一緒に考えました。(任せてはいませんよ。提案とかましたから)
あとは、結月と慎二の《公式》カップリング名も考えました。
(公式は私は許しますから。非公式だけは許さない)
「ゆづしん」です!
ーーー
登録版の方に番外編コレクションがあるのでどうぞ読んでみてください!

2026/01/21 21:31

貴志柚夏 ID:≫ .6NM6MoKsgfOw
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