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オタクは今日も恋をする
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オタクは今日も恋をする〜続編〜
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オタクは今日も恋をする3

こう読んだ方が◎


作者のテンションが異常になる時がありますが温かい目で見てやって下さい。

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オタクは今日も恋をする 3

#83

オタクと推しは永遠と結ばれる 2

それから私達は会わなくなり、大人になった。
遥と由依は保育士に、光と淳司は芸人に、りえちゃんは小説家に、そして慎二と明は先生になった。

 そんなある日、慎二から一件のメールが届いた。
何年も会ってないなとふと思った。
メールはこう書いてあった。
「久しぶり。一つ言いたい事があるんだけど。いつ空いてる?」
言いたい事って何だろうと思った。
「明日かな?」
「分かった。じゃあ、明日、西松並駅、9時集合でいい?」
きっと大事な事なんだろうと察した。
「分かった」
 その日の夜は明日の事が気になりすぎて寝れなかった。

 翌日、わくわくしていたため、予定より早く駅に来た。
数分後、慎二が来た。
慎二はあまり変わっていなかった。
何故か私は嬉しかった。
「結月も変わってないな。」
「そう?」
私はうっすらと笑った。
すると、慎二は改まった顔をして、「結月」と私の名前を呼んだ。
「何?」慎二の顔を見て私は緊張した。
「あのさ、俺達、付き合ってるじゃん。その……」
慎二は、言葉を詰まらせた。
再び、口を開けてこう言った。

「辞めないか」

私はその言葉を聞いて、音と色を失った。
私の後ろを電車が通る。
私の髪がなびく。
風の音すら聞こえない。
花壇に咲いている色鮮やかだった花々はモノトーンに見えてしまった。
それぐらい衝撃だったのだろう。
「え……それって……」
そんな言葉しか出ない。
すると、慎二は「違う」と答え、

「今の関係を辞めて──」
慎二は再び笑顔になった。


「結婚しよう」


私は衝撃的だった。
こんな私でいいのか。
さっきまで音や色がなかった物が復活した。
風の音。
花壇に咲いている花々。
なんて素敵なんだろう。
私は、

「よろしくお願いします!」

と涙を流しながら言った。

[中央寄せ]◆◇◆◇[/中央寄せ]
 僕はさくやまりょうたです。
僕のおとうさんとおかあさんは“にじげん”というせかいで、であったそうです。
僕はそのことをきいて、とてもおどろきました。
おとうさんとおかあさんは「3人だけの秘密」とゆってました。
“にじげん”というせかいはアニメのせかいらしいです。
その話をきいて僕もすきなキャラクターにあえるのではないかとかんがえていました。
おかあさんは「きっとあえる」とゆってくれました。

[中央寄せ]◆◇◆◇[/中央寄せ]
 「ねぇ、お母さん。アニメキャラクターって本当にいるの?」
そう亮太が訊いてきた。
「話、長くなるけどいい?」
亮太は笑顔で大きく頷いた。
「お母さんとお父さんが出会った話なんだけど、“2次元”っていう世界で出会ったの。」
「にじげんってどーゆう世界なの?」
「2次元はね、簡単に言うとアニメの世界。」
「じゃあ、やさぴょんに会えるの?」
「きっと会えるよ。」
「わーい!」
「もう夜遅いから寝よう。」

 翌日──。
「ぼくね、やさぴょんの夢見た!」
と亮太が嬉しそうに言う。
「あれ?おとうさんは?」
「そういえば。」
もう、慎二ったら。と呆れる。
「じゃあ、亮太。起こしてきて。」と頼んだ。
亮太は「うん!」と元気な返事をし、寝室に向かった。
「おはよー。結月。」と亮太と一緒に部屋から出てくる。
「おはよう。時間大丈夫?」と私は尋ねた。
「あっ!やばっ!」と急いで着替え、パンを咥えて「行ってきます!」と言い、出て行った。
「行ってらっしゃい。」と私は言い、「もう。いつもこうなんだから。」とため息を吐きながら言った。
「じゃあ、私達も行く?」
「うん!」

“行ってきます”





[太字][大文字][中央寄せ]オタクは今日も恋をするー完ー[/中央寄せ][/大文字][/太字]

作者メッセージ

完結しました!!
オタ恋、オタ恋続編、オタ恋3まで読んで頂きありがとうございました!!
1年3ヶ月。459日で完結!!
そんな時に風邪を引いて……
色々な意味で涙が止まりません。
完結できた事を嬉しく思います!
こうやって完結できたのも読者様のおかげだと思います。
起承転結がめちゃくちゃな私の作品を読んでいただいたことが感謝しかありません!!

好評であれば慎二と結月の息子、亮太の生活も……?

まだ、完結済みにはしません。
これから数話、解説などを載せたいと思います!
ーーー
やさぴょんとは、亮太の好きなキャラクターです。
名前はチャットGPT様が考えてくれました。
優しいうさぎらしい。

2025/01/23 14:22

貴志柚夏 ID:≫972W/z4G4BVy6
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