- 閲覧前にご確認ください -

オタクは今日も恋をする
    ↓
オタクは今日も恋をする〜続編〜
    ↓
オタクは今日も恋をする3

こう読んだ方が◎


作者のテンションが異常になる時がありますが温かい目で見てやって下さい。

文字サイズ変更

オタクは今日も恋をする 3

#80


「結月ならできる。頑張れ。」
「慎二、頑張って。」


[中央寄せ][大文字]3学期、開幕。[/大文字][/中央寄せ]


 「ふぅー。」とため息を吐く。
今さっきテストが終わったところだ。
「大学入試きっつ。」
私は建物から出て、家に帰ろうとした。すると、横から「あっ」という声がした。
私は気になり、ちらりと見る。
男性がこちらを凝然として見る。
「え?」と私も目を細めて見る。
「あ!」と私は気づいた。
慎二だった。

 「慎二だったんだね。私、気付かなかった。」と私はくすくすと笑いながら言った。
慎二もつられて笑った。
「でも、私じゃなかったら不審者扱いされるよ」と私は1人ツボに入ってた。
「笑いすぎ」

「大学、どこ?」
「駅の近く」
駅とは[漢字]西松並駅[/漢字][ふりがな]にしまつなみえき[/ふりがな]という駅で、徒歩3分もしないで着く、1番近い駅のことだ。
「意外と近いんだね。私は……あそこ。」
私は指を指した。

「あ、俺、買い物頼まれてるから、また」
「うん、じゃあね。」
私は軽く手を振った。

 月曜日、私は早く学校に来て、音楽室に向かった。
鍵盤蓋を丁寧に開け、さっと座った。
流れるように弾く。
少し悲しい曲だ、と思ったが、しょうがない。これは卒業の曲だから。
弾きながら思う。
もう、全員と一緒に学校生活を送るのもこれが最後。
全員別の道を歩んでいく。
すると、がらがらとドアを開ける音が聞こえたのと同時に誰かの足音も聞こえた。
私は気にしないで演奏を続けた。
段々と足音が近づいてくる。
私の目の前で止まり、「綺麗。」と一言。
私は思わず顔を上げ、「し、慎二。」と何も考えずに言った。
すると慎二は「だ、大丈夫⁈」と何故か私を心配した。
私は困惑した。
慎二は「涙。」と心配した理由を教えてくれた。
「え」と思った。
目のあたりを拭くと水分を感じた。
「あ……」
何故だろう?と考える。

[斜体][明朝体]少し悲しい曲だ、と思ったが、しょうがない。これは卒業の曲だから。
弾きながら思う。
もう、全員と一緒に学校生活を送るのもこれが最後。
全員別の道を歩んでいく。[/明朝体][/斜体]

そうだ。私は1人になる事が嫌だったんだ。
このままずっとみんなと一緒に生活したいと思っていたんだった。
「いや、悲しくて。卒業後は、みんな別々になるじゃん。だから嫌で。」私はうつむきながらいった。
「俺もそうだよ。」と慎二はぽつりと言う。
「だけど、離れ離れになっても、きっとどこかで会えるかもしれない。そう思う心が大切なんだよ。」
私は少し励まされた。
そうだね。
そう思えば楽かもしれない。


卒業まであと3ヶ月

作者メッセージ

今、高速で打ってます。
1話作るのに30〜60分かかるから大変なんですよね、、
制限おち

2025/01/20 22:59

貴志柚夏 ID:≫99Fmr9WYuqwdc
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 84

コメント
[4]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL