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オタクは今日も恋をする
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オタクは今日も恋をする〜続編〜
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オタクは今日も恋をする3

こう読んだ方が◎


作者のテンションが異常になる時がありますが温かい目で見てやって下さい。

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オタクは今日も恋をする 3

#78


 それから気まずい時間を過ごした。
ご飯は和食だが、名前や味が分からない物が出た。
部屋は遥、由依、りえちゃん、私の4人グループだ。
消灯時間は10時。今は9時なので、あと1時間遊べる。
「じゃーん!」と私は3人に見せつける。
「トランプ?」
「正解!」
「それにしてもかなり大きいよね」
大きい理由は、特にない。いや、それしかなかった。
「なかったんかいっ!」と遥が勢いよくつっこむ。
「しょうがないっ!」と更に私がつっこむ。
そのトランプで色々遊んだ。
すると、ドアをノックする音が聞こえた。
「誰だろう?」と思い、ドアを開けると、先生がいた。
「もう消灯時間、過ぎてますよ」と先生は声を抑えて怒った。
「すみません」と私は頭を下げて言った。
 時計を見るともう10時を回っていた。
「やばっ」と呟き、寝る準備を急いでした。
 「じゃあ、電気、消すよー」と私は声をかけ、電気を消した。

[中央寄せ]◆◇◆◇[/中央寄せ]

 「おはよぉー」と遥があくびをしながら言う。
昨日の私みたいだ、と思った。
今日もお出かけ日和の晴れだ。
朝ご飯も和食だった。
名前も何も知らなかったが、美味しかった。
 遥達と別れてさあ出発。
今日が最終日だ。最後の修学旅行をめいいっぱい楽しみ、修学旅行を満喫しないと。
そう思いながら歩いていると、「班長ー置いていくぞー」と班の中の1人が言う。
「置いていったら何も行動できないぞ。地図だって結月が持ってるから。」
と明が真面目に言う。
「大丈夫、これがあるから」と1人が言い、スマホを見せつけた。
「おい!しまえ!」と明が警告する。
「あ、そうだった。班長以外スマホ禁止だった。」と私は思い出した。
初耳だったのだろうか。「え、マジか。」と知らなかったかのように言う。
 昼食前に、私が寄りたかった所に行った。
そこは超有名なお茶屋さんだ。
ここは抹茶を自分で作って飲める思い出作りができる場所だ。
「お茶屋……」と明がぼそっと呟く。
「あ、ごめん、嫌だった?」
「いや、楽しそうだなって思って」
 中に入ると、結構人がいた。
お店の人は、他の人に教えているところなので私たちがいることに気づかない。
「すみませーん」と大きめの声で言う。
お店の人は「あっ」と気付き、「待たせてごめんね」と謝ってきた。
「いえ、大丈夫です。あまり待っていないので」と言った。
私は遠くを見た。あの後ろ姿は、慎二かな?と思いながら。
「じゃあここに座って。」と席を案内してくれた。
「はい」と私は返事をした。
すると、慎二らしき人がこちらを見た。
「ゆ、結月?」
やはり慎二だった。
「慎二。偶然だね」
「……」
気まずい時間が流れる。
どうしよう。話のネタがない。
前にもあった気がするけど……
すると、「準備できたよー」タイミングよくお店の人が来た。
 「こうやって、こう。」
部屋中に抹茶を点てる音が響き渡る。
私は色々教えてもらって、完成した。
「ふぅー」
抹茶を飲むだけでこんなに腹に溜まるなんて、と思ったが、色々お菓子もご馳走になっているから、それらのせいか。
「ご馳走様でした!」と店を出ようとした。
すると「はい、おまけ」とお茶の葉を渡してくれた。
「え、いいんですか⁈ありがとうございます!」と感謝の気持ちを込めて言った。
「ええ。」と笑みを浮かべながらお店の人は言った。
慎二の班と一緒に店を出た。
「まさか慎二がいるなんて」
「これはこっちの台詞だよ」
笑いながら歩いていると、分かれ道に着いた。
「あ、私の班はこっちだ」
「俺の班はこっち」と慎二は反対の道路を指を指す。
「じゃあまた」

[中央寄せ]◆◇◆◇[/中央寄せ]

 日も西に傾き、集合場所である駅に着いた。
丁度新幹線が来て、早く席に座れた。
席は昨日と同じだ。
あまりにも疲れていたのか、すぐに寝てしまった。

 起きるともう到着していた。
見慣れた景色だが、夜なので、違う場所のように見える。
それはそれで新鮮だった。
「結月!」という声が聞こえる。
振り返ると母だった。
私は慎二に「またね」と言い、母と一緒に帰った。

作者メッセージ

最後ぎゅーぎゅーですみません
1591文字だったので。
あと5話ぐらいで完結しそうです(分からないけど)

2025/01/18 07:53

貴志柚夏 ID:≫95W8biv8iH20g
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