オタクは今日も恋をする 3
それから気まずい時間を過ごした。
ご飯は和食だが、名前や味が分からない物が出た。
部屋は遥、由依、りえちゃん、私の4人グループだ。
消灯時間は10時。今は9時なので、あと1時間遊べる。
「じゃーん!」と私は3人に見せつける。
「トランプ?」
「正解!」
「それにしてもかなり大きいよね」
大きい理由は、特にない。いや、それしかなかった。
「なかったんかいっ!」と遥が勢いよくつっこむ。
「しょうがないっ!」と更に私がつっこむ。
そのトランプで色々遊んだ。
すると、ドアをノックする音が聞こえた。
「誰だろう?」と思い、ドアを開けると、先生がいた。
「もう消灯時間、過ぎてますよ」と先生は声を抑えて怒った。
「すみません」と私は頭を下げて言った。
時計を見るともう10時を回っていた。
「やばっ」と呟き、寝る準備を急いでした。
「じゃあ、電気、消すよー」と私は声をかけ、電気を消した。
[中央寄せ]◆◇◆◇[/中央寄せ]
「おはよぉー」と遥があくびをしながら言う。
昨日の私みたいだ、と思った。
今日もお出かけ日和の晴れだ。
朝ご飯も和食だった。
名前も何も知らなかったが、美味しかった。
遥達と別れてさあ出発。
今日が最終日だ。最後の修学旅行をめいいっぱい楽しみ、修学旅行を満喫しないと。
そう思いながら歩いていると、「班長ー置いていくぞー」と班の中の1人が言う。
「置いていったら何も行動できないぞ。地図だって結月が持ってるから。」
と明が真面目に言う。
「大丈夫、これがあるから」と1人が言い、スマホを見せつけた。
「おい!しまえ!」と明が警告する。
「あ、そうだった。班長以外スマホ禁止だった。」と私は思い出した。
初耳だったのだろうか。「え、マジか。」と知らなかったかのように言う。
昼食前に、私が寄りたかった所に行った。
そこは超有名なお茶屋さんだ。
ここは抹茶を自分で作って飲める思い出作りができる場所だ。
「お茶屋……」と明がぼそっと呟く。
「あ、ごめん、嫌だった?」
「いや、楽しそうだなって思って」
中に入ると、結構人がいた。
お店の人は、他の人に教えているところなので私たちがいることに気づかない。
「すみませーん」と大きめの声で言う。
お店の人は「あっ」と気付き、「待たせてごめんね」と謝ってきた。
「いえ、大丈夫です。あまり待っていないので」と言った。
私は遠くを見た。あの後ろ姿は、慎二かな?と思いながら。
「じゃあここに座って。」と席を案内してくれた。
「はい」と私は返事をした。
すると、慎二らしき人がこちらを見た。
「ゆ、結月?」
やはり慎二だった。
「慎二。偶然だね」
「……」
気まずい時間が流れる。
どうしよう。話のネタがない。
前にもあった気がするけど……
すると、「準備できたよー」タイミングよくお店の人が来た。
「こうやって、こう。」
部屋中に抹茶を点てる音が響き渡る。
私は色々教えてもらって、完成した。
「ふぅー」
抹茶を飲むだけでこんなに腹に溜まるなんて、と思ったが、色々お菓子もご馳走になっているから、それらのせいか。
「ご馳走様でした!」と店を出ようとした。
すると「はい、おまけ」とお茶の葉を渡してくれた。
「え、いいんですか⁈ありがとうございます!」と感謝の気持ちを込めて言った。
「ええ。」と笑みを浮かべながらお店の人は言った。
慎二の班と一緒に店を出た。
「まさか慎二がいるなんて」
「これはこっちの台詞だよ」
笑いながら歩いていると、分かれ道に着いた。
「あ、私の班はこっちだ」
「俺の班はこっち」と慎二は反対の道路を指を指す。
「じゃあまた」
[中央寄せ]◆◇◆◇[/中央寄せ]
日も西に傾き、集合場所である駅に着いた。
丁度新幹線が来て、早く席に座れた。
席は昨日と同じだ。
あまりにも疲れていたのか、すぐに寝てしまった。
起きるともう到着していた。
見慣れた景色だが、夜なので、違う場所のように見える。
それはそれで新鮮だった。
「結月!」という声が聞こえる。
振り返ると母だった。
私は慎二に「またね」と言い、母と一緒に帰った。
ご飯は和食だが、名前や味が分からない物が出た。
部屋は遥、由依、りえちゃん、私の4人グループだ。
消灯時間は10時。今は9時なので、あと1時間遊べる。
「じゃーん!」と私は3人に見せつける。
「トランプ?」
「正解!」
「それにしてもかなり大きいよね」
大きい理由は、特にない。いや、それしかなかった。
「なかったんかいっ!」と遥が勢いよくつっこむ。
「しょうがないっ!」と更に私がつっこむ。
そのトランプで色々遊んだ。
すると、ドアをノックする音が聞こえた。
「誰だろう?」と思い、ドアを開けると、先生がいた。
「もう消灯時間、過ぎてますよ」と先生は声を抑えて怒った。
「すみません」と私は頭を下げて言った。
時計を見るともう10時を回っていた。
「やばっ」と呟き、寝る準備を急いでした。
「じゃあ、電気、消すよー」と私は声をかけ、電気を消した。
[中央寄せ]◆◇◆◇[/中央寄せ]
「おはよぉー」と遥があくびをしながら言う。
昨日の私みたいだ、と思った。
今日もお出かけ日和の晴れだ。
朝ご飯も和食だった。
名前も何も知らなかったが、美味しかった。
遥達と別れてさあ出発。
今日が最終日だ。最後の修学旅行をめいいっぱい楽しみ、修学旅行を満喫しないと。
そう思いながら歩いていると、「班長ー置いていくぞー」と班の中の1人が言う。
「置いていったら何も行動できないぞ。地図だって結月が持ってるから。」
と明が真面目に言う。
「大丈夫、これがあるから」と1人が言い、スマホを見せつけた。
「おい!しまえ!」と明が警告する。
「あ、そうだった。班長以外スマホ禁止だった。」と私は思い出した。
初耳だったのだろうか。「え、マジか。」と知らなかったかのように言う。
昼食前に、私が寄りたかった所に行った。
そこは超有名なお茶屋さんだ。
ここは抹茶を自分で作って飲める思い出作りができる場所だ。
「お茶屋……」と明がぼそっと呟く。
「あ、ごめん、嫌だった?」
「いや、楽しそうだなって思って」
中に入ると、結構人がいた。
お店の人は、他の人に教えているところなので私たちがいることに気づかない。
「すみませーん」と大きめの声で言う。
お店の人は「あっ」と気付き、「待たせてごめんね」と謝ってきた。
「いえ、大丈夫です。あまり待っていないので」と言った。
私は遠くを見た。あの後ろ姿は、慎二かな?と思いながら。
「じゃあここに座って。」と席を案内してくれた。
「はい」と私は返事をした。
すると、慎二らしき人がこちらを見た。
「ゆ、結月?」
やはり慎二だった。
「慎二。偶然だね」
「……」
気まずい時間が流れる。
どうしよう。話のネタがない。
前にもあった気がするけど……
すると、「準備できたよー」タイミングよくお店の人が来た。
「こうやって、こう。」
部屋中に抹茶を点てる音が響き渡る。
私は色々教えてもらって、完成した。
「ふぅー」
抹茶を飲むだけでこんなに腹に溜まるなんて、と思ったが、色々お菓子もご馳走になっているから、それらのせいか。
「ご馳走様でした!」と店を出ようとした。
すると「はい、おまけ」とお茶の葉を渡してくれた。
「え、いいんですか⁈ありがとうございます!」と感謝の気持ちを込めて言った。
「ええ。」と笑みを浮かべながらお店の人は言った。
慎二の班と一緒に店を出た。
「まさか慎二がいるなんて」
「これはこっちの台詞だよ」
笑いながら歩いていると、分かれ道に着いた。
「あ、私の班はこっちだ」
「俺の班はこっち」と慎二は反対の道路を指を指す。
「じゃあまた」
[中央寄せ]◆◇◆◇[/中央寄せ]
日も西に傾き、集合場所である駅に着いた。
丁度新幹線が来て、早く席に座れた。
席は昨日と同じだ。
あまりにも疲れていたのか、すぐに寝てしまった。
起きるともう到着していた。
見慣れた景色だが、夜なので、違う場所のように見える。
それはそれで新鮮だった。
「結月!」という声が聞こえる。
振り返ると母だった。
私は慎二に「またね」と言い、母と一緒に帰った。