オタクは今日も恋をする 3
予定通り修学旅行です
ーーー
今日は修学旅行。1番心配していた天気だが、曇1つない快晴だった。
スマホでも確認したが、降水確率は綺麗に0% 。
場所が遠い為、新幹線に乗る。
席は自由なので、私は慎二と隣の席で、2人席に座る。
「おはよう」と慎二が声をかけてくる。
駅集合だ。
私は「おはよぉ」とあくびをして言う。
慎二は私を見て、「大丈夫?」と心配してくれる。
「大丈夫、大丈夫」と私は言ったが、慎二は私の目を見て、「隈、できてる。寝不足?」とまた、心配してくれた。
私は楽しみすぎて11時すぎに寝たんだった。
今日は4時起きだ。
合計5時間しか寝ていない事を慎二には言えなかった(更に心配しそうで)ので、「うん」と答えた。
「良かった。だけど無理しちゃダメだよ」
「分かってるって。」
「2人ともクラス別れてるのに仲いいなー」と遠くで2人の会話を見ていた光が言う。
「ご飯何?」
朝ご飯は行く前に食べるか乗っている間に食べるかのどちらかにする。
私は乗っている間に食べる方を選んだ。
「俺はもう食べてきた」
「そうなんだ」
「結月は?」
「私はこれ」と見せる。
朝食は小さいおにぎり2個だ。
「少なくない……?」と慎二は不思議がる。
「大丈夫。これで足りる。私、朝はあまり食べないんだよね」と空笑いをしながら言う。
それから私達は、他愛もない話をして、新幹線を降りた。
「ふぅ。やっとついたー!」私は大きな伸びをして言った。
意外と乗っている時間は退屈ではなかった。
その後、自由行動になった。
班行動だ。
「バイバイ」と慎二と別れ、目的地に向かって歩いていく。
やっと着いた。
だが、やっとと言える程ではなかったが、無事に到着した。
「うわー。でっかいおてらだぁー」
「うわー鹿だぁー」
「うわーめっちゃきれー」
「棒読みやめろ」と明が怒る。
「へーい」と私は軽く返事をした。
すると、「ってかさ、明と田中さんって、付き合ってるん?」と同じ班の人が言った。
「え」と2人、佇んで、「違う」と正直に答えた。
「そっか」と答える。
もう1人が、「いや、田中さんは3組の作山と付き合ってるらしいよ」と耳打ちした。
私にも聞こえていた。私は、慙愧に堪えなくなり、「もう行こうよ」とその話が無かったかのように言った。
「う、うん」と2人は目を逸らし、言った。
明は私がしたい事が分かったような顔をしていた。
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今日は修学旅行。1番心配していた天気だが、曇1つない快晴だった。
スマホでも確認したが、降水確率は綺麗に0% 。
場所が遠い為、新幹線に乗る。
席は自由なので、私は慎二と隣の席で、2人席に座る。
「おはよう」と慎二が声をかけてくる。
駅集合だ。
私は「おはよぉ」とあくびをして言う。
慎二は私を見て、「大丈夫?」と心配してくれる。
「大丈夫、大丈夫」と私は言ったが、慎二は私の目を見て、「隈、できてる。寝不足?」とまた、心配してくれた。
私は楽しみすぎて11時すぎに寝たんだった。
今日は4時起きだ。
合計5時間しか寝ていない事を慎二には言えなかった(更に心配しそうで)ので、「うん」と答えた。
「良かった。だけど無理しちゃダメだよ」
「分かってるって。」
「2人ともクラス別れてるのに仲いいなー」と遠くで2人の会話を見ていた光が言う。
「ご飯何?」
朝ご飯は行く前に食べるか乗っている間に食べるかのどちらかにする。
私は乗っている間に食べる方を選んだ。
「俺はもう食べてきた」
「そうなんだ」
「結月は?」
「私はこれ」と見せる。
朝食は小さいおにぎり2個だ。
「少なくない……?」と慎二は不思議がる。
「大丈夫。これで足りる。私、朝はあまり食べないんだよね」と空笑いをしながら言う。
それから私達は、他愛もない話をして、新幹線を降りた。
「ふぅ。やっとついたー!」私は大きな伸びをして言った。
意外と乗っている時間は退屈ではなかった。
その後、自由行動になった。
班行動だ。
「バイバイ」と慎二と別れ、目的地に向かって歩いていく。
やっと着いた。
だが、やっとと言える程ではなかったが、無事に到着した。
「うわー。でっかいおてらだぁー」
「うわー鹿だぁー」
「うわーめっちゃきれー」
「棒読みやめろ」と明が怒る。
「へーい」と私は軽く返事をした。
すると、「ってかさ、明と田中さんって、付き合ってるん?」と同じ班の人が言った。
「え」と2人、佇んで、「違う」と正直に答えた。
「そっか」と答える。
もう1人が、「いや、田中さんは3組の作山と付き合ってるらしいよ」と耳打ちした。
私にも聞こえていた。私は、慙愧に堪えなくなり、「もう行こうよ」とその話が無かったかのように言った。
「う、うん」と2人は目を逸らし、言った。
明は私がしたい事が分かったような顔をしていた。