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オタクは今日も恋をする
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オタクは今日も恋をする〜続編〜
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オタクは今日も恋をする3

こう読んだ方が◎


作者のテンションが異常になる時がありますが温かい目で見てやって下さい。

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オタクは今日も恋をする 3

#76


 「今日は晴れるでしょう。傘は必要ありません」とお天気お姉さんが言う。
よし、荷物が1つ減った。
[中央寄せ]◆◇◆◇[/中央寄せ]
 今日は金曜日。やっと今日が終わり、うきうきしながら玄関に向かう。
靴を履き、つま先でとんとんと音を鳴らす。
外に出る。
「え……」
私は思わず声を漏らした。
雨が、降っていたのだ。
天気予報が綺麗に外れた。
6時間目あたりから雲が怪しいと思ったのが当たった。
だが、それどころではない。
「どうしよう。傘、持ってきてない」
傘を忘れてしまった。
折りたたみ傘は持っていないし、予備も持っていない。
しかも、土砂降り。
「あ、結月」と玄関から遥が来た。
「遥」そうだ、遥に頼めばいいんだ。と私は気付いた。
「遥、傘貸してくれない……?」と頼んでみた。
「ごめん。傘、空いてなくて……」と遥は申し訳なさそうに言う。
「こちらこそ急にごめん。じゃあ、また来週」と私は言った。
「うん」と遥は言い、ばさっと傘を差して、友達と相合傘をして帰っていった。
本当にどうしよう。
「少し弱くなったし、走って帰るか」私は決めた。
走ろうとしたその時、肩を掴まれた。
「え?」と振り返ると、慎二がいた。
慎二は傘を持っていた。
「一緒に帰ろう」とにこやかな笑顔で言った。
帰りたいが、傘を持っていない。慎二に言わないと。
だが、「傘……」という単語しか出なかった。
慎二は一瞬「え?」という顔をしたが、その後、「ああ」と察し、「入る?」と言った。
「え?いいの?」
慎二と相合傘……考えただけで顔が紅くなる。
だけど、2次元にいる時にも1回やったな、と思い出す。
「うん」とまた、笑みを浮かべながら慎二は言った。
 私は慎二が濡れないように少し外側に寄った。
私が外側に寄ったのを見たのだろうか。慎二が「……内側。もっと……」とはにかみながら言う。
「うん」と私はゆっくり頷き、内側に入った。
すると、慎二は、私の肩に頭を置いた。
「え、えっと……し、慎二……?」
私は驚きのあまり言葉を詰まらせた。
慎二は何も言わずに目を瞑った。
「ふふ」と私は優しく、軽く微笑んだ。

作者メッセージ

人生めちゃくちゃ。
1番好きな時間は小説書いてる時間。
ーーー
小説って自由。
自由に自分を表現できるから好き。
起承転結めちゃくちゃだけど書くの楽しい。
ーーー
班決めやってこのまま修学旅行行っちゃおっかな、と考えたんですけど、流石に……と思っておまけ挟みました。
多分次の話で修学旅行?
2、3話くらいに収めようと思っています。

2025/01/15 22:26

貴志柚夏 ID:≫94SCXkg9r2d.U
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