オタクは今日も恋をする 3
「あー。だりぃ」みんなで(光を除いて)ぐだぐだやりながら勉強三昧の夏休みは終わったとさ。[小文字]早。[/小文字]
2学期?特にないからとばs……
ありまぁーした。
修学旅行。
「修学旅行の班決めをやります。」と先生が言う。
えっとどうしよう、みんな決まってるし、と焦っていると、「結月。一緒に組もう。」と明が言った。
ナイスタイミング。
私は心の中で「ありがとう」と彼に感謝をした。
結果、4人班になった。
(2人は特に名前はありませんつまりモブです。)
「班長やりたい人ー?」そう私は訊くが誰も挙手をしない。
「じゃあ指で指す?」
「それにしよう」
せーのっ
指は全員私に向けられた。
「え、わ、私で大丈夫?」と驚きと心配と戸惑いで複雑な感情になりながら言う。
「だってあの時の修学旅行も……」と明は半分言いかけたが、「あ」とこれ以上言ったらダメだ、と思い、口を閉じた。
「だったら任せられるね」といつの間にか目の前に先生がいた。
「うわっ!」と私は声を上げながら驚いてしまった。
あははと班の人達が唖然失笑した。
私は面映ゆくなった。
「じゃあ、副班長。」
私は気を取り直して真面目に言った。
「じゃあ、俺やる。」と明が言った。
役割決めは思いのほか早く終わった。
修学旅行はどちらかというと楽しみだが、あまり楽しみではない。
二次元にいた時はみんな揃っていて楽しかった。
だが、今はクラスが離れてしまって……
はぁー、と一緒に魂も漏れていそうなほど大きなため息を吐く。
「大丈夫か?結月。」と明が気にかける。
「なんか修学旅行、気が乗らないなーって思って。」
「全員揃ってないと何か嫌で……」と再びため息を吐く。
ああ、幸せが逃げていく。そう思っていたが、ダメだ。
「確かにその気持ち、分かるな。」
「分かる⁈」
「テンションの差。」
「えへへ。だけど少し元気出たかも。ありがとう。」
私は今まであった事を含めて深く感謝をした。
2学期?特にないからとばs……
ありまぁーした。
修学旅行。
「修学旅行の班決めをやります。」と先生が言う。
えっとどうしよう、みんな決まってるし、と焦っていると、「結月。一緒に組もう。」と明が言った。
ナイスタイミング。
私は心の中で「ありがとう」と彼に感謝をした。
結果、4人班になった。
(2人は特に名前はありませんつまりモブです。)
「班長やりたい人ー?」そう私は訊くが誰も挙手をしない。
「じゃあ指で指す?」
「それにしよう」
せーのっ
指は全員私に向けられた。
「え、わ、私で大丈夫?」と驚きと心配と戸惑いで複雑な感情になりながら言う。
「だってあの時の修学旅行も……」と明は半分言いかけたが、「あ」とこれ以上言ったらダメだ、と思い、口を閉じた。
「だったら任せられるね」といつの間にか目の前に先生がいた。
「うわっ!」と私は声を上げながら驚いてしまった。
あははと班の人達が唖然失笑した。
私は面映ゆくなった。
「じゃあ、副班長。」
私は気を取り直して真面目に言った。
「じゃあ、俺やる。」と明が言った。
役割決めは思いのほか早く終わった。
修学旅行はどちらかというと楽しみだが、あまり楽しみではない。
二次元にいた時はみんな揃っていて楽しかった。
だが、今はクラスが離れてしまって……
はぁー、と一緒に魂も漏れていそうなほど大きなため息を吐く。
「大丈夫か?結月。」と明が気にかける。
「なんか修学旅行、気が乗らないなーって思って。」
「全員揃ってないと何か嫌で……」と再びため息を吐く。
ああ、幸せが逃げていく。そう思っていたが、ダメだ。
「確かにその気持ち、分かるな。」
「分かる⁈」
「テンションの差。」
「えへへ。だけど少し元気出たかも。ありがとう。」
私は今まであった事を含めて深く感謝をした。