オタクは今日も恋をする 3
「ってか交換相手忘れたぁー。」
「はぁ。帰りに決めたじゃん。」
そう遥が呆れながら言い、ノートの切れ端に書いた交換表を見せた。
[中央寄せ][太字][大文字]〜プレゼント交換表〜[/大文字]
ゆづき←→しんじ
ゆい←→あきら
はるか←→りえ
ひかる←→あつし[/太字][/中央寄せ]
「おお。いいんじゃない?」
慎二がワクワクしながら言う。
「由依と明は大丈夫?」
と、遥が心配そうに訊く。
由依と明は顔を見合わせて、それから「うん。」と2人とも顔を紅くして頷いた。
「じゃあ、はじめよー!」
「えっと、私からは……これ。」
私があげたのはシャーペンだ。
ただのシャーペンではない。
イニシャル付きで高級シャーペンだ。
慎二があげたのは花が付いた指輪だった。
「結月は、花が似合うから……」
慎二は照れくさそうに言った。
「ありがとう。」
私は微笑んで言った。
「これ。」
明が渡したのは、手作りのお菓子だった。
「え、これ明が作ったの?」
由依が驚いたかのように訊いた。
「まぁ。」
「すご!あ、じゃあ、私から。」
由依があげたのはマフラーだった。
「これ、手編みなの。」
由依は自慢げに言った。
「へぇ。すごいな。ありがとう。大切に使うよ。」
明は少し嬉しそうだった。
「はい!どうぞ!」
遥が渡したのはエプロンだった。
「これ……」
ミシンの縫い間違いや、糸が直線ではなく、少し斜めっていることから、手作りだと私は考えた。
「そう!手作り!料理とか好きそうだったから!」
「え……」
「あ、ごめん。違かったかな……」
気まずい雰囲気になった。
「い、いや、私、り、料理好きだから……何で分かったのかなって……」
りえちゃんは嬉しそうだった。
「あ、はい。私から。」
りえちゃんは丁寧にプレゼント箱を渡した。
遥も慎重に持った。
「こ、これ、ケーキ。えっと、その、自分で作ってみたの。」
開けてみると、甘い匂いが漂ってきた。
「うわー。遥ずるー。」
「あ、あとでえっと……みんなの分も作るよ。」
「まじ⁈サンキュー!」
「はい、俺から。」
淳司が渡したのは謎の缶だ。
「何これ」
開けてみると、ガラクタだらけだった。
「うわ……」
「それ、昔のお前のもの。」
「は⁈」
「じゃあ、俺」
光が渡したのは、これまた変な物だ。
「何だこの箱?煌びやかだな。」
「うふふ……」
光は変な笑い方をする。
「……きも。」
「はぁー⁈」
光が怒る。
「まぁーまぁー開けてみてよ。」
ガチャ。
開けると何かが飛び出して、淳司の顔に当たった。
「いてっ。」
あはは、と光は大声で笑った。
「チッ。」
淳司が舌打ちをする。
「これで全員終わったね!」
すると、ガチャッとドアが開いた。
「はぁ。帰りに決めたじゃん。」
そう遥が呆れながら言い、ノートの切れ端に書いた交換表を見せた。
[中央寄せ][太字][大文字]〜プレゼント交換表〜[/大文字]
ゆづき←→しんじ
ゆい←→あきら
はるか←→りえ
ひかる←→あつし[/太字][/中央寄せ]
「おお。いいんじゃない?」
慎二がワクワクしながら言う。
「由依と明は大丈夫?」
と、遥が心配そうに訊く。
由依と明は顔を見合わせて、それから「うん。」と2人とも顔を紅くして頷いた。
「じゃあ、はじめよー!」
「えっと、私からは……これ。」
私があげたのはシャーペンだ。
ただのシャーペンではない。
イニシャル付きで高級シャーペンだ。
慎二があげたのは花が付いた指輪だった。
「結月は、花が似合うから……」
慎二は照れくさそうに言った。
「ありがとう。」
私は微笑んで言った。
「これ。」
明が渡したのは、手作りのお菓子だった。
「え、これ明が作ったの?」
由依が驚いたかのように訊いた。
「まぁ。」
「すご!あ、じゃあ、私から。」
由依があげたのはマフラーだった。
「これ、手編みなの。」
由依は自慢げに言った。
「へぇ。すごいな。ありがとう。大切に使うよ。」
明は少し嬉しそうだった。
「はい!どうぞ!」
遥が渡したのはエプロンだった。
「これ……」
ミシンの縫い間違いや、糸が直線ではなく、少し斜めっていることから、手作りだと私は考えた。
「そう!手作り!料理とか好きそうだったから!」
「え……」
「あ、ごめん。違かったかな……」
気まずい雰囲気になった。
「い、いや、私、り、料理好きだから……何で分かったのかなって……」
りえちゃんは嬉しそうだった。
「あ、はい。私から。」
りえちゃんは丁寧にプレゼント箱を渡した。
遥も慎重に持った。
「こ、これ、ケーキ。えっと、その、自分で作ってみたの。」
開けてみると、甘い匂いが漂ってきた。
「うわー。遥ずるー。」
「あ、あとでえっと……みんなの分も作るよ。」
「まじ⁈サンキュー!」
「はい、俺から。」
淳司が渡したのは謎の缶だ。
「何これ」
開けてみると、ガラクタだらけだった。
「うわ……」
「それ、昔のお前のもの。」
「は⁈」
「じゃあ、俺」
光が渡したのは、これまた変な物だ。
「何だこの箱?煌びやかだな。」
「うふふ……」
光は変な笑い方をする。
「……きも。」
「はぁー⁈」
光が怒る。
「まぁーまぁー開けてみてよ。」
ガチャ。
開けると何かが飛び出して、淳司の顔に当たった。
「いてっ。」
あはは、と光は大声で笑った。
「チッ。」
淳司が舌打ちをする。
「これで全員終わったね!」
すると、ガチャッとドアが開いた。
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