オタクは今日も恋をする 3
お知らせ(?)
言っていませんでした。
実は、慎二の部屋は2階です。
言うの忘れてすみません!
それではどぞ!
ーーー
盛り上がってきた時、
遠くからガチャッと鍵を開ける音がした。
その次に、ドアが開く音がした。
盛り上がっているため、勿論、みんなには聞こえていなかった。
ドンドンと足音が聞こえる。
「でね──」
わはは、と部屋中──いや、家中に笑い声が響き渡るような大きい声でみんなは笑った。
「ん?」
「友達か?」
「そうみたいね。あ、今日だっけ?慎二が友達を連れて来るみたいな事を言ってた気がするんだけど。」
「ああ、今日か。」
どうやら下の階にいる両親にも笑い声が聞こえていたらしい。
ヤバい。紹介が……
頭の中がその事でいっぱいだった。
「ん?」
慎二がこちらを見る。
どうやら私の異変に気付いたのか。
「え?」
「あ、いや、その……」
正直に言った方がいいのか。
もやもやしたので言った方がマシか。
頭に2つの意見が現れる。
「なぁ、少しは頼ってよ。俺の事。」
慎二の言葉を思い出す。
「親、いる。」
私は真顔で言った。
「え、どういう事?」
略し過ぎた、と自分でも思う。
こんなの伝わらない。
「その、下に慎二の親が……帰って来てる。」
すると、慎二は「あ」と何かを思い出したかのように言った。
私は疑問に思い、「え?」と言葉が出てしまった。
「いや、来るの言ってなかったから。」
「ああ、そう。」
慎二はガチャッとドアを開け、階段を降りて行った。
私は、こっそり着いていき、バレない所で見ていた。
「母さん、父さん。ごめんなさい。」
「え?何で?」
急に謝られた為、両親は戸惑っている。
「急に友達連れてきて……」
慎二は少し落ち込んだように言った。
「大丈夫!いつでも歓迎よ!」
母が元気よく言う。
「そうだぞ。」
父は頷きながら言った。
「ところで、彼女さんは?」
母が言う。
私はドキッとした。
「あ、その、いるけど……寝てるから。」
と慎二が、私の心の中を見たかのように言った。
「あらそう。残念。」
「じゃあ、戻るよ。」
「楽しんで。」
「うん。」
ドンドンドンと階段を登る音がする。
「よし。」
「もー。よし、じゃないよー。」
遥が頬をふくらませながら言う。
「え、何が?」
慎二がきょとんとした顔で遥を見る。
「わかんないの?プレゼント交換だよ!」
慎二は、あ、存在を忘れてたという顔をした。
「じゃあ、自由に渡して!」
遥は元気よく言った。
言っていませんでした。
実は、慎二の部屋は2階です。
言うの忘れてすみません!
それではどぞ!
ーーー
盛り上がってきた時、
遠くからガチャッと鍵を開ける音がした。
その次に、ドアが開く音がした。
盛り上がっているため、勿論、みんなには聞こえていなかった。
ドンドンと足音が聞こえる。
「でね──」
わはは、と部屋中──いや、家中に笑い声が響き渡るような大きい声でみんなは笑った。
「ん?」
「友達か?」
「そうみたいね。あ、今日だっけ?慎二が友達を連れて来るみたいな事を言ってた気がするんだけど。」
「ああ、今日か。」
どうやら下の階にいる両親にも笑い声が聞こえていたらしい。
ヤバい。紹介が……
頭の中がその事でいっぱいだった。
「ん?」
慎二がこちらを見る。
どうやら私の異変に気付いたのか。
「え?」
「あ、いや、その……」
正直に言った方がいいのか。
もやもやしたので言った方がマシか。
頭に2つの意見が現れる。
「なぁ、少しは頼ってよ。俺の事。」
慎二の言葉を思い出す。
「親、いる。」
私は真顔で言った。
「え、どういう事?」
略し過ぎた、と自分でも思う。
こんなの伝わらない。
「その、下に慎二の親が……帰って来てる。」
すると、慎二は「あ」と何かを思い出したかのように言った。
私は疑問に思い、「え?」と言葉が出てしまった。
「いや、来るの言ってなかったから。」
「ああ、そう。」
慎二はガチャッとドアを開け、階段を降りて行った。
私は、こっそり着いていき、バレない所で見ていた。
「母さん、父さん。ごめんなさい。」
「え?何で?」
急に謝られた為、両親は戸惑っている。
「急に友達連れてきて……」
慎二は少し落ち込んだように言った。
「大丈夫!いつでも歓迎よ!」
母が元気よく言う。
「そうだぞ。」
父は頷きながら言った。
「ところで、彼女さんは?」
母が言う。
私はドキッとした。
「あ、その、いるけど……寝てるから。」
と慎二が、私の心の中を見たかのように言った。
「あらそう。残念。」
「じゃあ、戻るよ。」
「楽しんで。」
「うん。」
ドンドンドンと階段を登る音がする。
「よし。」
「もー。よし、じゃないよー。」
遥が頬をふくらませながら言う。
「え、何が?」
慎二がきょとんとした顔で遥を見る。
「わかんないの?プレゼント交換だよ!」
慎二は、あ、存在を忘れてたという顔をした。
「じゃあ、自由に渡して!」
遥は元気よく言った。
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