オタクは今日も恋をする 3
〜遥side〜
「し、慎二……」
「ん?」
言いにくい。
あの時は自信満々に言ったけど、どう言えばいいのか。
「えっと……」
思い浮かばない。
どうしよう。
「うんん、何でもない。ごめんね!」
私は笑顔を作った。
言えなかった。どうしよう。私、役に立たないよね。
私はうずくまって
「……役立たず。」
と呟いた。
すると
「遥?」
優しい声がした。
顔を上げると、結月だった。
「ごめんね……」
私はその言葉しか出なかった。
「え?」
「慎二に言えなかった……役立たずでごめんね……」
そうだ。私は役立たずだ。
だけど、結月は、
「大丈夫!気にしてないし!」
と笑顔で言った。
「あと」
「?」
「“ごめんね”は禁止!」
「分かった。」
私は微笑んだ。
〜結月side〜
遥、慎二に言ったのかな。
大丈夫なのに……
無理してないかな。
私は控室に行った。
すると、うずくまっている遥を見つけた。
明るく、元気な遥なのに、今はとても落ち込んでいるようだ。
遥は小声で
「……役立たず。」
と呟いていた。
何があったのだろう。
「遥?」
私は心配し、声をかけた。
遥は顔を上げると、
「ごめんね……」
と悲しそうに言った。
「え?」
「慎二に言えなかった……役立たずでごめんね……」
あの時か。
「大丈夫!気にしてないし!」
と私は笑顔で言い、
「あと」
「“ごめんね”は禁止!」
と付け足した。
“ごめんね”は自分も相手も悲しくさせるから。
「分かった。」
遥は微笑んだ。
だけど、いつものような笑顔ではなかった。
「し、慎二……」
「ん?」
言いにくい。
あの時は自信満々に言ったけど、どう言えばいいのか。
「えっと……」
思い浮かばない。
どうしよう。
「うんん、何でもない。ごめんね!」
私は笑顔を作った。
言えなかった。どうしよう。私、役に立たないよね。
私はうずくまって
「……役立たず。」
と呟いた。
すると
「遥?」
優しい声がした。
顔を上げると、結月だった。
「ごめんね……」
私はその言葉しか出なかった。
「え?」
「慎二に言えなかった……役立たずでごめんね……」
そうだ。私は役立たずだ。
だけど、結月は、
「大丈夫!気にしてないし!」
と笑顔で言った。
「あと」
「?」
「“ごめんね”は禁止!」
「分かった。」
私は微笑んだ。
〜結月side〜
遥、慎二に言ったのかな。
大丈夫なのに……
無理してないかな。
私は控室に行った。
すると、うずくまっている遥を見つけた。
明るく、元気な遥なのに、今はとても落ち込んでいるようだ。
遥は小声で
「……役立たず。」
と呟いていた。
何があったのだろう。
「遥?」
私は心配し、声をかけた。
遥は顔を上げると、
「ごめんね……」
と悲しそうに言った。
「え?」
「慎二に言えなかった……役立たずでごめんね……」
あの時か。
「大丈夫!気にしてないし!」
と私は笑顔で言い、
「あと」
「“ごめんね”は禁止!」
と付け足した。
“ごめんね”は自分も相手も悲しくさせるから。
「分かった。」
遥は微笑んだ。
だけど、いつものような笑顔ではなかった。
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