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オタクは今日も恋をする
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オタクは今日も恋をする〜続編〜
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オタクは今日も恋をする3

こう読んだ方が◎


作者のテンションが異常になる時がありますが温かい目で見てやって下さい。

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オタクは今日も恋をする 3

#56


今日は……部活を引退する日だ。


言ってなかったっけ?
ごめん。

[斜体]〜結月side〜[/斜体]
「結月せんぱぁーい!由依せんぱぁーい!」
優香ちゃんが泣きながら向かって来る。
私も釣られて泣いた。
「優香ちゃん、ありがとう。」
私と由依は同時に言い、私はしゃくり上げながら言った。
涙が止まらない。
「結月せんぱい、また会えますか?」
優香ちゃんは静かに言った。
「うん。まだ卒業しないから。」
「そうですね!」
涙を流しながら優香ちゃんは笑った。
その笑顔が私の胸に刺さった。
もう、一緒にプレーできないんだ。
休憩の時間、一緒に笑い合ったりもできないんだ。
そう思うと涙が溢れてくる。



[斜体]〜由依side〜[/斜体]
「結月せんぱぁーい!由依せんぱぁーい!」
花房さんが泣きながら向かって来る。
「花房さん、ありがとう。」
「優香ちゃん、ありがとう。」
結月と私は同時に言った。
私は涙を流した。
「結月せんぱい、また会えますか?」
花房さんは静かに言った。
どこか淋しげな声だった。
「うん。まだ卒業しないから。」
「そうですね!」
涙を流しながら花房さんは笑った。
私には安心しているような顔に見えた。




最後に、私達は花束を貰って引退した。


部員達が手を振った。
優香ちゃんだけは最後まで──いや、私達が見えなくなるまで振り続けた。



[水平線]夏休みが終わった。
夏休みが終わって数日後、莉音が転校した。

またまた数日後、転校生が来た。
ガラガラとドアが開き、入ってきた。
まさか、あの人は……
「[漢字]四ツ葉[/漢字][ふりがな]よつば[/ふりがな]りえです。よろしくお願いします。」
やっぱりそうだった!

私が知っている理由は、慎二が出るアニメに出てくるキャラだったからだ。
アニメの途中に出てくる……いや、転校してくる子だ。

名前も姿もそっくり。
2次元にいるような感覚がした。


昼休み、りえちゃんの席は見えないほど人が沢山いた。
どんどん質問が来て、戸惑っていた。
「どこから来たの?」
「あ、えっと……」
「趣味はー?」
「え、その……」


忘れていた。
りえちゃんは静かで目立たない子でコミュ障だ。
昼休みは大体本を読んでいる。
[小文字](公式サイトより引用)[/小文字]


「りえちゃんが戸惑ってるよ!順番に質問してー!」
遥が止めた。整備した……?
「あ、ありがとうございます……」
りえちゃんが下を向いて言った。
「いえいえ!あ、ちなみに私は川淵遥!よろしくね!」
「よろしくお願いします……」


私はすごいな、と思いながらりえちゃんと遥の会話を見ていた。
自分から進んで行動したり、すぐに友達を作ったり……
私もそういう人になりたいと思った。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

ごちゃごちゃしててすみません!

2024/08/06 21:52

貴志柚夏 ID:≫905K2bUGI9WHg
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