あ！言ってなかったっけ？
今、結月の家ね！

「ひまぁー」
私はだるそうな感じで言った。
「それなぁ。」
遥はため息を吐きながら言う。
「夏と言えば……」
突然、光ぎ言い出したのでみんなはポカンとしている。
「え？海とか？」
「海は言っただろ」
「じゃあ何？夏祭り？」
「あー確かに。」
「あ！今年の夏祭りみんなで行こうよ！」
私は付け足した。
「いーね！」

「話戻して、夏と言えば怖い話でしょ！」
げっ……
「眠れなくなる……いや、その単語を聞いただけでも眠れなくなる」
私はいくら作り物だとしても怖くて眠れない。
「大丈夫。俺がいるから✨」
慎二くんはイケメン台詞を言ってるが私には怯えてるように聞こえた。
「だ、大丈夫？」
由依が心配している。
「もしかして、怖いのか？」
明がいじるように言う。
「え、いや、全然。」
声が微かに震えていた。
「み、みんなは怖くないの？」
私はおそるおそる聞いた。
「ぜんぜん。」
「うん、私も。」
由依と遥は下を向きながら言う。
「お、俺も。」
「な、何が怖いんだろうね……」
「あ、あれ、作り物じゃん。」
淳司と明と提案した光は視線をずらしながら言う。

結局、全員怖いと思ってるじゃん‼︎

「夏祭りで決定だな！」
光が明るく言う。
さっきとはテンションが違う。
切り替え早。

「だね！」
こうやって夏休み後半の予定は決まったとさ。

[水平線][小文字]柚夏[/小文字]「名前変わったの知ってるー？」
[小文字]結月[/小文字]「あ！変わってる！」
[小文字]柚夏[/小文字]「[漢字]貴志柚夏[/漢字][ふりがな]きしゆずか[/ふりがな]だよ」
[小文字]慎二[/小文字]「あれ……「貴志」って作者の推しの下の名前だった気がs……」
[小文字]柚夏[/小文字]「ん？」
[小文字]慎二[/小文字]「ｽﾐﾏｾﾝ……」