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オタクは今日も恋をする
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オタクは今日も恋をする〜続編〜
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オタクは今日も恋をする3

こう読んだ方が◎


作者のテンションが異常になる時がありますが温かい目で見てやって下さい。

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オタクは今日も恋をする 3

#50


「ん……」
目を覚ますとそこは病院だった。
確か……目眩がして倒れて……
「結月!」
声を上げたのは慎二くんだった。
「何で……ここに……?」
「一言で言うと、熱中症で倒れ、意識を失ってた。」
「え⁈」
「結月ちゃん!目、覚ましたんだね!」
ベッドの下からひょこっと顔を出したのは遥ちゃんだった。
「良かった!」
「心配したんだぞ!」
「元気そうで良かった!」
「意識戻って良かった。」
みんなが来てくれた。
「ありがとう……!」
私は泣きながら言った。
「結月……!」
慎二くんも泣きながら言った。
すると──
ギュッ。
ハ、ハグぅ⁈
「あ、え、えっと……その……」
私は戸惑った。
「おい、結月さんが戸惑ってるぞ。」
「あ、ごめん。つい……」
「“つい”って何だよ!“つい”って!」
「あはは」

「あ、あの。話があって……」
私は真面目に言った。
「ん?」
「光くんと淳司くんと遥ちゃんと由依ちゃん。」
「何だ?」
「どうしたの?」
「私のこと、呼び捨てでいいよ。なんか、親近感?があまり湧かなくて……」
声が微かに震えた。
もし否定されたらどうしよう。
中学生の頃の自分を思い出してしまった。
だけど、
「分かった!」
とあっさり受け入れてくれた。
「あ、でも、嫌だったら大丈夫。」
私は付け足した。

「結月。」
慎二くんがぼそっと言った。
「何?」
「俺たちを頼っていいから。俺たちは結月を嫌ったりしていない。俺たちは親友だろ?」
「そうだねっ!」
私は涙をこぼしながら笑った。
「俺、さっきの笑顔──」
「ん?」
「いや、何でもない。」
慎二くんの顔が赤いからきっと、“好き”と言いたかったのだろう。

[斜体]〜慎二side〜[/斜体]
「結月!」
俺は喜んで言った。
「何で……ここに……?」
そうか。結月は意識を失っていたから覚えていないのか。
「一言で言うと、熱中症で倒れ、意識を失ってた。」
「え⁈」
「結月ちゃん!目、覚ましたんだね!」
遥はベッドの下からひょこっと顔を出した。
「良かった!」
「心配したんだぞ!」
「元気そうで良かった!」
「意識戻って良かった。」
丁度みんなが来てくれた。
まぁ、目が覚めた瞬間、みんなにメールを送ったんだけどな。
「ありがとう……!」
結月は泣きながら言った。
「結月……!」
俺も泣きながら言った。

ギュッ。
「あ、え、えっと……その……」
結月は戸惑った。
俺は何をしているんだ。
何で……
俺も一瞬戸惑った。
「おい、結月さんが戸惑ってるぞ。」
「あ、ごめん。つい……」
「“つい”って何だよ!“つい”って!」
「あはは」
淳司に突っ込まれながら俺は笑った。

「あ、あの。話があって……」
結月は改まったように言った。
「ん?」
「光くんと淳司くんと遥ちゃんと由依ちゃん。」
「何だ?」
「どうしたの?」
「私のこと、呼び捨てでいいよ。なんか、親近感?があまり湧かなくて……」
結月の声が微かに震えた感じがした。
「分かった!」
「あ、でも、嫌だったら大丈夫。」
結月は申し訳なさそうに付け足した。

「結月。」
俺は静かに言った。
「何?」
「俺たちを頼っていいから。俺たちは結月を嫌ったりしていない。俺たちは親友だろ?」
「そうだねっ!」
結月は涙をこぼしながら笑った。
俺はその笑顔が1番好きだった。
「俺、さっきの笑顔──」
“1番好きだよ”と言おうとしたが、言葉が詰まってしまった。
「ん?」
「いや、何でもない。」
結月にバレたのかな。

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作者メッセージ

長くてごめん


英検合格したぁぁぁぁ!

2024/07/26 21:43

貴志柚夏 ID:≫93Mvld0Raw8pg
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