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オタクは今日も恋をする
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オタクは今日も恋をする〜続編〜
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オタクは今日も恋をする3

こう読んだ方が◎


作者のテンションが異常になる時がありますが温かい目で見てやって下さい。

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オタクは今日も恋をする 3

#46


飛ばすよー。

夏休みです!

「わー!綺麗!」
海に夢中になっていると、
「水着、似合ってるよ!」
と背後から聞こえてきた。
振り返ると遥ちゃんだった。
「え、遥ちゃん、めっちゃ似合ってる‼︎」
これは嘘ではない。本当だ。
遥ちゃんと2人で話していると、由依ちゃんが来た。
「2人とも似合ってるよ!」
「そう?由依ちゃんの方が似合ってると思うけど。」
「うんうん」

遅れて男子組が来た。
猛スピードでこちらに向かってくる。
「遅れてごめん。」
ハァハァと息をしながら慎二くんは言った。
「大丈夫……[小文字]水着姿の慎二くんめっちゃかっこよすぎ……[/小文字]」
最後は小声で言ったが、本人にも聞かれていた。
ふと慎二くん以外の3人を見ると……あれ?
「ス、スクール水着……?」
スクール水着を着ていたのは光くんだ。
「それしかなかったんだよ!」
みんなで笑い合う。
私が中学生の時はできなかったことだ。
“笑う”のはあまり嫌だった。
──失敗をして、それを見た人は笑うように。
だけど、慎二くんと関わって、みんなと関わって私の人生は変わった。
だから今でも感謝している。

伝えられるかな。
いつか、きっと──

そう考えていると、
「結月ちゃーん!ちょっと来てー!」
と遥ちゃんに呼ばれた。

「何ー?」
「あれ。」
遥ちゃんはそう言って指を指した。
指した先を見ると光くんが砂に埋もれていた。
顔だけ出ていて、首から下は砂で隠れていた。
「ふっ。」
私は思わず吹き出した。
「よく気付かないよね。」
「確かに。」
光くんは気持ち良さそうにすやすやと寝ていた。

昼になり、日差しが強くなった。
「熱っ!」
と言って起き上がろうとした時──
「重っ。」
下半身を見ると砂で埋もれていた。
「誰だこんなことをしたのは!」
するとみんなは指を指し始めた。
指したら罪悪感があるので私は指さなかった。
全員遥ちゃんを指した。
「……ごめん。」
遥ちゃんはうつむいて言った。
「大丈夫!心配しないで!」
光くんが言った。
「ご、ごめん。」

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

寝落ち。
24日から投稿します。
今日の夜から23日は投稿停止します。(旅行で)

2024/07/19 06:23

貴志柚夏 ID:≫93Mvld0Raw8pg
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