[斜体]〜林さんside〜[/斜体]
[小文字]莉音[/小文字]「いらっしゃいませ！こちらはどうでしょうか？オススメですよ〜！」
声をかけられた。
この人、ぶりっ子すぎて無理だ。
[小文字]林[/小文字]「いや、興味ないんで。」
[小文字]莉音[/小文字]「ちょっと暇で〜。数分でもいいので来てくれませんかぁ〜？」
僕が困っていると、
[小文字]結月[/小文字]「莉音ちゃん！この人、困ってるじゃん！強引すぎない？」
[小文字]莉音[/小文字]「私が一番だもの！」
何だこの人。急に訳の分からない事を言い出した。
[小文字]結月[/小文字]「[小文字][小文字]今のうちに！[/小文字][/小文字]」
小声で言われた。
[小文字]林[/小文字]「[小文字][小文字]ありがとうございます！[/小文字][/小文字]」
僕は走っていった。

歩いていると、前に助けてもらった人がいた。その隣には男の子がいた。
[小文字]林[/小文字]「あの──」
勇気を出して言った。
[小文字]結月[/小文字]「え？」
人違い？──いや、あの人だ。
[小文字]林[/小文字]「僕、林と申します。」
[小文字]慎二[/小文字]「え、誰？」
[小文字]結月[/小文字]「あ、あの人か！」
ようやく分かってくれた。
[小文字]林[/小文字]「僕──」
莉音という奴に絡まれた経緯を話した。
[小文字]慎二[/小文字]「そんなことが……」
うん。ってか君は誰？


[小文字]結月[/小文字]「あ、自己紹介。私、田中結月と言います。」
[小文字]慎二[/小文字]「作山慎二です。」
[小文字]林[/小文字]「[漢字]林陽介[/漢字][ふりがな]はやしようすけ[/ふりがな]です。あ、同級生なのでタメ口で大丈夫。」
[小文字]慎二&結月[/小文字]「分かった。」
[小文字]陽介[/小文字]「2人ってどんな関係なの？」
[小文字]結月[/小文字]「……」
[小文字]陽介[/小文字]「あ、なんかごめん……」
[小文字]慎二[/小文字]「彼女。」
[小文字]陽介[/小文字]「……え⁈」
[小文字]結月[/小文字]「1年ぐらい？」
[小文字]慎二[/小文字]「（2次元生活だったから3年が……半年弱になる……？）そうだな。」


こうして文化祭は終わったとさ。
[小文字]莉音[/小文字]「出番なぁぁぁい！」
[小文字]柚夏[/小文字]（あ、出たぶりっ子）