そうして、ヒリウ以外モノカラメンバーは全員揃い、隠れているつもりだが、隠れるところが少ないので、めっちゃ見えている。そう、[下線]敵からも味方からもバレているのだ。[/下線]

（火李雨）　（何しているんだろうな…？）

（ミユ）　（みんな仲良しで可愛い〜♪）

（那浪）　（もっと隠れるところあっただろ）

（無真）　（暑くないんですかね？）

（夏夢）　（喧嘩しなくて良かった〜）

こんな感じに思いながら、5人は一瞬でも気を抜いたら死ぬ場所で2人戦って、木の上で3人座っている。そして、とても愉快な人達じゃないと戦いのこと以外を思わないだろう。

（夏夢）｢…………さて、そろそろ本気出すよ〜」

パチンッ

夏夢が指を鳴らすと、浴衣からスーツへと変わっていき、他のみんなも普段の戦闘服を着ていた。

（クロエ）｢え？何なのさｯ？」

（セツナ）｢？？」

（火李雨）｢？何だ。それは？」

火李雨が言葉を発すると、夏夢は質問に答え、これは昔の仲間が作ったものだと言った。その作った本人はニコニコしながら、嬉しそうにしている。

（魔留）　（作者が性別変更薬を欲しいって言った時に作った服、使いこなせるかドキドキしてましたが、使えてましたね！）

その本人は、魔留だ。あの服は彼のマジックと服の機能によって作られた、本人の中では一番良くできたもの。それが上手く使えていると、やっぱり本人も嬉しくなるだろう。

（瑠々）｢夏夢、かっこいい…」

そして、副ボスがそう言った時、夏夢以外のメンバー全員が一斉に瑠々を見た。

（ミルフ）　（あ…なるほど）

（香鈴）　｢あ…（察）」

（セツナ）　（！新しいカップル誕生の予感…！）

（テンマ）　（後で相談乗ろうかな…？）　

（残りのメンバー）（？？）

そうして、意味を察した人は2人、嬉しそうにしているのが、1人、相談に乗ろうとしている人が1人、分からない人が4人いた。その時＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

（ミユ）｢ここで何しているの？♪」

後ろから嫌な予感の声がした。