裏では殺し屋やってます
ノルラside
……夏夢と離れ離れになった。
なぜかというと突然床が開いて落ちた。多分、ここは地下室だろう。…………私が前、ここに来たときはこんなにハイテクだった記憶がない。
辺りを見ていると気になる部屋があった。部屋に入ると、椅子の上に鎖があった。どうやら鎖はちぎれている。…………そういえば、ミユと那浪の過去に行く能力は多分切れている。もし過去だったらここはもっと建物の中も古いはず。
部屋の中を探ってみると、使われた古い注射器が落ちていた。なぜここに?
それ以外は何もない。私はその部屋を後にしたとき、足音が聴こえてきた。
「さて、この人をどうしましょう」
兄さんだ。私は無意識に部屋から出た。もちろん兄さんに見つけられる。
(魔留)「…乃琉楽ですか」
(乃琉楽)「…………夏夢をどうするつもり?」
(魔留)「……別に?」
そう彼は不穏な笑みを浮かべながら言い、自分の耳につけられていたピアスを取り、通路の端に投げた。
(魔留)「俺はもうどこにも所属してないので」
私は兄さんの服を掴んだ。
(魔留)「……離してください」
(乃琉楽)「嫌だね。ここで離したら二度とチャンスは来ない」
彼はこっちを見ていると一瞬驚いた顔をした。どうやら私の後ろを見ていていた。
私は後ろを見ると死莵がいた。
(魔留)「貴方もいたんですね」
死莵は魔留に近づく。
(死莵)「10年ぐらい一緒にいたのに気づかないなんてひどいね」
さっき見た死莵とは違い、感情むき出しではなく落ち着いている。今の彼なら大丈夫かもしれない。
……夏夢と離れ離れになった。
なぜかというと突然床が開いて落ちた。多分、ここは地下室だろう。…………私が前、ここに来たときはこんなにハイテクだった記憶がない。
辺りを見ていると気になる部屋があった。部屋に入ると、椅子の上に鎖があった。どうやら鎖はちぎれている。…………そういえば、ミユと那浪の過去に行く能力は多分切れている。もし過去だったらここはもっと建物の中も古いはず。
部屋の中を探ってみると、使われた古い注射器が落ちていた。なぜここに?
それ以外は何もない。私はその部屋を後にしたとき、足音が聴こえてきた。
「さて、この人をどうしましょう」
兄さんだ。私は無意識に部屋から出た。もちろん兄さんに見つけられる。
(魔留)「…乃琉楽ですか」
(乃琉楽)「…………夏夢をどうするつもり?」
(魔留)「……別に?」
そう彼は不穏な笑みを浮かべながら言い、自分の耳につけられていたピアスを取り、通路の端に投げた。
(魔留)「俺はもうどこにも所属してないので」
私は兄さんの服を掴んだ。
(魔留)「……離してください」
(乃琉楽)「嫌だね。ここで離したら二度とチャンスは来ない」
彼はこっちを見ていると一瞬驚いた顔をした。どうやら私の後ろを見ていていた。
私は後ろを見ると死莵がいた。
(魔留)「貴方もいたんですね」
死莵は魔留に近づく。
(死莵)「10年ぐらい一緒にいたのに気づかないなんてひどいね」
さっき見た死莵とは違い、感情むき出しではなく落ち着いている。今の彼なら大丈夫かもしれない。