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裏では殺し屋やってます

#118


目を前を見てみる。…………どうやら、犯人が私を迎えてくれたみたいだ。

(乃琉楽)「やっぱり、貴方だった」

目の前には金髪のセンター分けで黒色のスーツを着ている人物が優雅にこちらへ歩いてくる。

(乃琉楽)「魔留兄さん」

私の兄は口角を上げ、悪い笑みを浮かべた。

(魔留)「久しぶりですね。乃琉楽」

その言葉を聞いただけで懐かしさと吐き気がした。

(魔留)「ちょっと場所、変えましょうか」

彼はお得意のマジックで場所を変える。

(乃琉楽)「……で?目的は?」

(魔留)「…………さあ?頭を使って考えれば、良いのでは?」

本当は分かっていた。魔留兄さんの目的なんて。目的はとても単純。

ライを殺して元の世界へ戻ること。

ライの能力はいろんなものを作り出せて、死んでも残るけど流石に世界までは残らない。
だから、元の世界へ戻るためにはライを殺さなければならない。

(乃琉楽)「……そんなにこの世界が嫌?」

(魔留)「勿論です。この世界は真っ黒に染め上がっている。だから、道化で人を笑わすことも快楽に繋がらない。その事実に反吐が出そうなんです」

そう感情がこもっていない笑顔で言う。

(乃琉楽)「……」

(魔留)「黙っていますけど、貴女もそうでしょう?」

(乃琉楽)「なっ!私は!」

急に大声を出した私を落ち着いてと肩をポンっと叩かれた。

(魔留)「貴女は前の世界から親友とこの世界へ一緒に居ましたね。そしてこの世界で親友が殺された」

(乃琉楽)「うるさいッッッ!!!!!」

私は声が震えながらも大声でそう言った。

(乃琉楽)「その親友はまだ生きてるッッ!!!」

(魔留)「いいえ。死んでます」

彼は冷たい目で私を見た。私は彼を睨み、「生きている」と言った。彼は失望した目で私を見てきた。

2025/07/14 20:56

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