言いたかった…
#1
私の名前は鮎川 咲。高校2年生。 私は去年、脳に腫瘍が見つかった。 それは、体育祭練習の後のこと
[水平線]
「がんばるぞー!」
「おーっ!!」
私のクラス、1ー Bは体育祭に向けての気合いが他のクラスよりもすごい。
それには理由があって、私のクラスはスポ薦で入学してきた子がクラスの7割。
だから余計、他のクラスより気合いが入るんだ!
無事、体育祭練習が終わって家に帰った。
暇だな〜。
私はテスト勉強をやることにした。
私の学校は体育祭の2週間後にテストがある。
今日は数学をやることに決めた。
ふー、疲れた。
おやつを食べに行こうと立った時、ふらっとした。
その瞬間、私の視界は真っ暗になった。
倒れるなんて思ってなかった。
だから、あまりにも突然な出来事だった。
[水平線]
気付けば私は病院にいた。
隣にはお母さんがいる。
「お母さん、何で私は病院にいるの?」
「咲は、家で倒れてたの。それで慌てて救急車を呼んできた。」
なんで倒れたんだろう。
そう考えると、医師が来た。
「私は、鮎川様の担当医をさせてもらいます、大山 祐樹です。よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
大山先生は、30代前半ぐらい。
「それで、咲はなんで倒れたんですか?」
「おそらく、脳に腫瘍ができたもようです。それもかなり悪化してまして。」
「え…」
「それは治るんですか?」
「手術をして、進行を遅くすることならできます。」
「っていうことは治らないってことですか?」
「今のところはなんとも言えません。」
そんな。
「手術についてですが、早ければ明後日の午後2時から受けることができます。手術をする場合、この契約書にサインをして、明日の午後4時までに看護師が私のところまで持ってきてください。」
そう言って先生は部屋から出て行った。契約書を置いて。
「お母さん、手術はどうするの?」
「咲は受けたい?」
「受けて、生きることができるなら受けたい。」
「わかった。咲が手術を受けた言っていうなら受けてわいいよ。」
「ありがとう、お母さん。」
「じゃあ、先生のところまでこの契約書を持って行くわね。 」
そう言ってお母さんも部屋から出て行った。
体育祭に間に合うといいな。
迷惑は絶対、かけたくないから。
[水平線]
「がんばるぞー!」
「おーっ!!」
私のクラス、1ー Bは体育祭に向けての気合いが他のクラスよりもすごい。
それには理由があって、私のクラスはスポ薦で入学してきた子がクラスの7割。
だから余計、他のクラスより気合いが入るんだ!
無事、体育祭練習が終わって家に帰った。
暇だな〜。
私はテスト勉強をやることにした。
私の学校は体育祭の2週間後にテストがある。
今日は数学をやることに決めた。
ふー、疲れた。
おやつを食べに行こうと立った時、ふらっとした。
その瞬間、私の視界は真っ暗になった。
倒れるなんて思ってなかった。
だから、あまりにも突然な出来事だった。
[水平線]
気付けば私は病院にいた。
隣にはお母さんがいる。
「お母さん、何で私は病院にいるの?」
「咲は、家で倒れてたの。それで慌てて救急車を呼んできた。」
なんで倒れたんだろう。
そう考えると、医師が来た。
「私は、鮎川様の担当医をさせてもらいます、大山 祐樹です。よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
大山先生は、30代前半ぐらい。
「それで、咲はなんで倒れたんですか?」
「おそらく、脳に腫瘍ができたもようです。それもかなり悪化してまして。」
「え…」
「それは治るんですか?」
「手術をして、進行を遅くすることならできます。」
「っていうことは治らないってことですか?」
「今のところはなんとも言えません。」
そんな。
「手術についてですが、早ければ明後日の午後2時から受けることができます。手術をする場合、この契約書にサインをして、明日の午後4時までに看護師が私のところまで持ってきてください。」
そう言って先生は部屋から出て行った。契約書を置いて。
「お母さん、手術はどうするの?」
「咲は受けたい?」
「受けて、生きることができるなら受けたい。」
「わかった。咲が手術を受けた言っていうなら受けてわいいよ。」
「ありがとう、お母さん。」
「じゃあ、先生のところまでこの契約書を持って行くわね。 」
そう言ってお母さんも部屋から出て行った。
体育祭に間に合うといいな。
迷惑は絶対、かけたくないから。
このボタンは廃止予定です
/ 1