彼女は何を隠しているのかが分からない__
[太字]自己紹介の時間[/太字]
晴れた快晴の日、僕は山を登っていた
『........旧校舎』
3年E組を前に
学校の中へ入り、3年E組への通路を歩く。
古い分には古いが、頑丈な木の素材に安心する。壊れでもしたら、嫌だからね
3年E組のドアを開け、挨拶をする
『おはようございまーす』
教室内を見渡すと、僕に痛いほど視線が刺さる。
.......君はやはり居るんだね。
「「「いや、誰?」」」
全員の声がハモリ、疑わしい目で僕を見る。
不審者じゃないんだぞ、そんな目で見るなよ
『へぇ.......なに?せんせー説明してないの?僕のこと』
そう言い、教卓を見る。
項が一層痛むが、顔には出さない
「にゅやっ!?エェっと、転校生です!みなさん!後、遅刻はいけませんよ!!」
『ははっ。最初だからさ、見逃して
くんない?』
そう言い、【せんせー】と距離を詰める。まずはナイフを持った左腕を横に振る
「にゅやっ!?」
勿論避けるのは想定内。
細工がしてある左足を上げ、せんせーの顔面を狙う。
......掠ったね
掠っただけで満足なんてするわけない。
手首からナイフをもう一本出し、両腕を振り下げる。
『今度は入った』
それと同時に、触手が2本破壊される音が聞こえる。
攻撃はちゃんと入り、終わり.......かと思いきや
手の平を開き、前へ振る。ピンクの小さい玉が見えると同時に爆発音が聞こえた
......BB弾は3発
「きゃあっ!」
「ちょっ!」
君達、僕が来るまで何を学んでいたの?まだ殺し屋は1人も来ていない?遅くないか?
これくらいで叫んでいたら、ヤツは殺せない。
「●●さん!なにをするんですか!?」
『ははっ、暗殺?』
「暗殺?じゃありません!挨拶が先でしょう!」
素晴らしかったですが!と、顔を赤くしながら言うせんせー。
顔のバリエーションあんの?なんかムカつくけど
『てことで、皆んな察してると思うけど、転校生の●●○○。兼、
殺し屋 [明朝体]レオン[/明朝体]』
僕が挨拶をすると同時に、教室が騒がしくなる。
この様子じゃまだ、あの人たちは来ていないみたいだ。
「殺し屋って......もしかして殺せんせーの.......」
「.....でも、なんで生徒なの?」
水色の髪の女?いや、あれは男か。が疑問を呟く
良いところに目をつけたね。状況を整理して、全体を見て考える。
君は.........ふはっ
『そりゃあ、僕も立派な中学生だからね』
そういうと、また教室が騒がしくなる。うるさいなぁ、耳がキーンとする。
「殺し屋って中学生できるの!!??」
「ていうか運動神経良くない!?同い年!?」
「女!?男!?バストサイズ!?」
1人、関係ない奴がいたぞ。
「と、とりあえず!●●さん!席に座りましょう!」
『いや、僕の席どこ?』
あぁッ!と焦り出すせんせー。新任すぎ
「奥田さんの後ろですっ!」
『.......奥田さん、てーあげてー』
そう言うと、奥田さんらしき人が手を挙げる。
バカじゃん。誰が奥田さんか分かんないだろ。
僕は静かに席へ座り、礼をした。
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