終わり無きバス停
#1
──シュー
バスの閉まる音。
煙と、鉄のような匂い。
「!」
目を開ける。
見知らぬ場所。
硬いプラスチック製の椅子。
そこに横たわっていた所為か、身体中至る所が痛い。
そうしている内にふと違和感を覚える。
首元の妙な締め付け。
手をやってみると、冷んやりとしていた。
「、!」
外せない。
驚きか恐怖か、椅子から立ち上がる。
チャリン
そう音を立てたのは鎖だった。
益々恐怖が煽られる。
知らない場所、首輪。
それを繋ぐ、リード。
そして、薄々気付いていた。
「、、」
声が、出ないのだ。
そこで否が応でも悟ってしまう。
僕は、誘拐されたのだと。
バスの閉まる音。
煙と、鉄のような匂い。
「!」
目を開ける。
見知らぬ場所。
硬いプラスチック製の椅子。
そこに横たわっていた所為か、身体中至る所が痛い。
そうしている内にふと違和感を覚える。
首元の妙な締め付け。
手をやってみると、冷んやりとしていた。
「、!」
外せない。
驚きか恐怖か、椅子から立ち上がる。
チャリン
そう音を立てたのは鎖だった。
益々恐怖が煽られる。
知らない場所、首輪。
それを繋ぐ、リード。
そして、薄々気付いていた。
「、、」
声が、出ないのだ。
そこで否が応でも悟ってしまう。
僕は、誘拐されたのだと。
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