- 閲覧前にご確認ください -

オリ主です。ご注意ください。

文字サイズ変更

雄英高校1年、ヒーローに興味なぞないわ。

#3

第2話

__自分の席に着いて、私はとりあえず、先生が来るまで待つことにした。
「にしても、すごいわ…」
辺りを見渡すと、いかにも強い個性を持ってそうな人たちばかりだった。個性に興味はないが、ここまで来ると「すごい」と思うばかりだ。
「…あ、そうだ。隣の席は誰かしら?」
見てみると、隣は「[漢字]麗日[/漢字][ふりがな]うららか[/ふりがな]」と「[漢字]轟[/漢字][ふりがな]とどろき[/ふりがな]」という人だった。前の席は「[漢字]口田[/漢字][ふりがな]こうだ[/ふりがな]」という人。
「なんか、すごい名字ね」
なんでもない感想を抱きつつ、とりあえず、近くの席の誰かが来るのを待とう。
「……」
「あ、ウチの席ここか〜…!」
暇で歌を口ずさんでいると、さっそく誰かが来たようだ。
その子は右隣の席に座った。どうやら、この人が「麗日さん」らしい。
「ふぅ…緊張するなぁー…!」
丸い顔で、見るだけに活発さが伝わる彼女。声をかけないのも失礼だと思うので、とりあえず話してみる事とする。
「…ねぇ、あなた」
「ん?あぁ!こんにちは〜!」
「うん、おはよう。今日からよろしく」
「よろしく〜!ウチ、[漢字]麗日[/漢字][ふりがな]うららか[/ふりがな]お[漢字]茶子[/漢字][ふりがな]ちゃこ[/ふりがな]!普通にお茶子でいいよ!あなたは?」
「[漢字]小宮[/漢字][ふりがな] こみや[/ふりがな] [漢字]美世[/漢字][ふりがな]みよ[/ふりがな]よ。呼び方は、なんでも構わないわ」
私は、なんとなくで仲良くなった。彼女__麗日さんの屈託ない笑顔は、本当にこれからカッコいいヒーローになるのか、と思わせてくれる。
「ねぇねぇ、小宮さんの個性って何?」
「個性は『パーム』よ。五分間だけ、任意の相手を手のひらサイズにできる。人間にしか効かないわ。複数人をまとめてっていうのもできるけど、使いすぎると意識障害が起こる」
「へぇー…!強いね!」
「そう…ありがとう」
微笑んでみたが、本音を言うと別にそこまで嬉しくはない。いや、褒めてくれたのはありがたいが、個性に興味はないのだ。こだわっていたり、重要じゃないものを褒められると、気分は複雑だ。
「麗日さ…お茶子ちゃんの個性は?」
「うん!ウチは『[漢字]無重力[/漢字][ふりがな]ゼロ・グラビティ[/ふりがな]』っていうんだ!触れた物全部無重力になる!でも使いすぎると、酔って吐いちゃうんだよね…。お恥ずかしい!」
「へぇー…そっちも、強いじゃない?」
「そ、そうかな!ありがと!」
彼女と話していると、時間に気づかず、すぐに先生が来た。
「おいお前らー、静かにしろ…」

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

お知らせ【重大】
主人公の個性を「パピヨン」から「パーム」に変更しました。また、それに伴い名字を「裏波」から「小宮」に変更しました。よろしくお願いいたします。


関係ない話です。
席順の話なんですが、名字が普通に個性ありきだったから、変更したんですよね。そしたらびっくり。お茶子ちゃんと轟くんの隣とかいう、とんでも好都合な席になりました。
本当に、この席順知らなかったんです…。都合がめっちゃいいですね。

2024/06/02 00:46

夢野 シオン@水野志恩SS ID:≫7tLEh4qnMjetA
続きを執筆
小説を編集
/ 5

この小説はコメントオフに設定されています

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL