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深海少女〜どうして深海帝国追放なんですか?〜

#8

番外編2 美乃ちゃんは、毒薬製造者

―美乃の家
「と言うことで、司くんが家にやってきました〜!!!」
「美乃ちゃん、嬉しそうだね!!」
ほのぼのとした空気でニッコリと微笑むと美乃ちゃんはいつも通りに鼻血を辺りに撒き散らし、ぶっ倒れた。
「えっと…、大丈夫かな?美乃ちゃん?」
『メ〜、メンメ〜ン…。』
メンメンが呆れてる。
[太字]「安心して!司くん!いつも通りだから!鼻血の処理はお手の物!!だよっ!」[/太字]
勢いごんで、誇らしげに言う。
「誇らしげに言うことじゃないよ…。シンジュちゃん。」
司くんは、王宮育ちだからかな?鼻血に戸惑ってる。
―数分後
[大文字][太字]「気を取り直して〜〜!レッツ!お料理タ〜イム!!」[/太字][/大文字]
「もう、大丈夫?美乃ちゃん?」
「うん♪後、司くんとシンジュちゃん、どっちも美乃ちゃん呼びだと分かりづらいから〜、司くん!美乃って呼んで!」
「うん。分かったよ。美乃。」
「はい!!美乃ちゃんに質問です!お料理タ〜イムってなんですか??」
「ほら、司くん来たし、そのお祝いに料理作るだけだよ?」
「そっか。でも、美乃ちゃんいつも出前取ってない?」
「今日は、と・く・べ・つ♪シンジュちゃんと司くんはそこで見ておいて!!」
『メ〜ン…。』
メンメンが心配そうだけど、美乃ちゃんに何でもできるから大丈夫!!
―数十分後
「できたよ!!!」
「「『………。』」」
全員、出来た料理を見て黙りこくる。
「み、美乃ちゃん。何を入れたの??」
「え?お肉と玉ねぎとたくあんとプロテインとカレールゥと鍋の素とお魚と……」
大丈夫だと感じて、私と司くんは一斉にいかがわしき鍋らしきものを頬張る。
―食べた瞬間に、何とも言えぬ、まずさが口の中に広がる。
まるで毒みたいだ。もう一口食べると、記憶が吹っ飛び、何も考えられなくなりそう。
「……チョコレートと、桜もちと…メンダコ。」
―どおりでメンメンが警戒するわけだ。
私と司くんは、意識を飛ばし、メンメンの『メンッ!!』って言う威嚇の声だけがただただ響いた。
―翌日
美乃ちゃんにすっごく謝られたが、私と司くんはおかげで一種の安眠をとることができたと考えることにした。

〜シンジュの毎日日記〜
今日から、司くんも一緒に暮らすことになったよ。いつも美乃ちゃんが出前を取る理由がよくわかったよ。もう手作りはしないって約束させよう。そういえば、どの食材もまともだったのに何であんなまずくなったか知りたくて調べたら、メンダコはとてつもなくまずいらしい。もう食べることはないかな。一生。
これだけははっきり言おう。
美乃ちゃんは、毒薬製造者だ。

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作者メッセージ

こんにちは。誤字、脱字、言葉がおかしい文があるかもしれません。今回は、番外編でした!もうすでに番外編のネタがつきそうですが、投稿できて良かったです。次回は、ちゃんと本編を進めたいと思います。また、引き続き出してほしい深海生物がいたらコメントで教えて下さい。深海生物じゃなくても大丈夫です!

2024/04/28 19:09

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