「よおし、集めるぞおぉぉぉ」
私はおーっとひとりで声を上げ、校則を破りたそうな生徒たちを確認していく。
すると、「何してるの？」と、一人の少女が話しかけてきた。
「え？え？そのうぅ............」
「私、秋夕愛恋。秋の夕暮れに愛と恋。素敵な名前でしょ」
「は、はァ........」
いきなり自己紹介って、なに？
「あんた、もしかして、[太字]校則破りたがってる人を探してる？[/太字]」
げッ。なんでわかる！？
「あんたのポッケから、なんか出てるもん」
あ、しまった。
実は、私、先生にバレないように校則破りたい同級生たちを探そうと思ってたんだけど、万が一誰も話しかけてきてくれなかったとき用に、ポスターを作ってたんだった。
「あ、いや、その........」
「『校則破ろうチーム』！？ネーミングセンスがないね。私だったら、『反・校則組』っていう名前にするね」
え？え？ということは............？
「入ってやる」
い、いやぁぁぁ！？まじで！？
「私も誘ってみっから、頑張れよ」
そう言って去っていった。
まじで！？？？？？？？？？？？？？？？？？？？
めっちゃかる～くいきましたけど？
ま、いっか。
この調子！