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レヴィトラスの書〜ソノ本の謎を暴いてはいけない〜

#5

第五話 いざギルスシティへ。

ミラ 「おっと、話が長くなったわね、フォイド早く準備して!ギルスシティに向かうわよ。」
フォイド 「そういえば、ジンさんは?」
ミラ 「今は荷物の準備をしてると思う。」
基地を池から出して、外に出てみると、ジンがいた。
ジン 「遅いなぁ、お前ら、もう準備はできてるぞ、後、十分で出発だ。水の用意もしとけよ!」
フォイド 「はい!」
もう出発の時間だ。目指すはインフィニティ倉庫。盗みは正直、嫌だけど、家族を助けるためにも、今はとにかく頑張るしかない。さぁ、いくぞギルスシティに。
 次回、舞台はギルスシティへ。
ジン 「おい!フォイド、ミラ、準備したか?」
フォイドとミラ 「うん!」
ジン 「よし、まずは途中までこの車で行く。」
フォイド 「途中までってどういうことですか?」
ジン 「俺にとっておきの作戦があってな。とにかくこの車に乗るんだ!」
ジンが指さした車はまぁまぁボロかった。
ミラ 「なんでこんなボロボロな車なの?」
ジン 「これはな、廃車だ。車籍もないから特定されるリスクもない。」
ミラ 「こんな車どこで?」
ジン 「ギルスシティに友人がいてなぁ、ソイツがここまで廃車を送ってくれた。お前ら、着いたら会わせてやるよ。」
フォイド 「俺たちに協力してくれる人なんていないと思ってました!」
ジン 「まぁ、とにかく乗れ!」
三人は車に乗った。
ジン 「あ・・・あれれ?エンジンが・・・。」
ミラ 「え!?」
ジン 「おっと、よしエンジンがかかったぞー、出発だー。」
            1時間30分後
フォイド 「あれ?こんなところで止まるんですか?」
ジン 「あぁ、途中で止まるって言っただろ。」
ミラ 「とっておきの作戦って言ってたけど、何?」
ジン 「お前ら、着替えるぞ!!」
フォイドとミラ 「え!?」
ジン 「ギルスシティはお金持ちと秀才と美人が多く集まる、いわばめちゃ栄えた都市だ。」
ジン 「お前らもそれに馴染んでもらわないとな。」
ジン 「服装は用意してある。これもギルスシティにいる俺の友人が車と一緒に用意してくれたのさ、お前たちが寝てる真夜中にな。」
ミラ「兄貴にもそんな友達がいたの!?」
フォイドはミラの「兄貴」呼びに今更おどろいた。
ジン 「ほら!早く着替えるぞ!!」
ミラ 「見・・・見ないでね!?」
フォイド 「見ないって何を?」
ジンの心の中 (こいつ、まだまだだな・・・)
ジン 「はいはい!見ませんよ!フォイド、お前もとりあえず目閉じながら着替えろ!」
着替えると・・・。
フォイド 「うぁ!なんだよこの服!動きずらいですよ!!」
ジン 「お前、村に学校なかったから、制服着たことないのか!」
フォイド 「制服?制服なんて初めて着ました。」
ジン 「おお!頭いいですって感じするな!!あとは、このメガネをかけたら・・・」
と言って、ジンはフォイドに度のないメガネをかけた。
ジン 「インフィニティ倉庫の真隣にはな、グレイム学園中等教育学校っていう進学率トップクラス学校があって、お前はその生徒に変装してもらう!」
フォイド 「なんで、そんなことする必要あるんですか?」
ジン 「まぁ、ギルスシティに着いたら詳しく話してやるからよ。」
フォイド 「そういえば、ジンさんもミラさんもなんでそんな格好してるんですか!?」
ジンはビシッときまったスーツを着ていて、腕には高そうな(フォイドにはあまり分からないが)時計がついている。七三分けでジンとは違う別人のようだ。ミラは、いかにも高そうな(フォイドにはあまり分からないが)きれいめな服を着ていて、メイクもしており、大人っぽく見える。こっちの方が似合っている気がする。
ミラ 「私のところに置いてあった変装セット最大限に活用したらこうなった!かわいいでしょ!」
フォイド 「すごい・・・!」
ジン 「だろ?俺たちは金持ちスマートサラリーマン風の父親役とブランド物着た上品な美女風の母親役だ。」
ミラ 「美女風じゃなくて、美女ですぅ!!」
フォイド 「父親と母親って俺のですか??」
ジン 「ああ、ギルスシティの親子ってことで、俺のことはお父様って呼べよ。」
ミラ 「私はお母様ね!」
フォイド 「父母にしては若すぎません?」
ジン 「気にするなって、ギルスシティには俺たちみたいな格好をした金持ちがたくさんいる。今回はそれに紛れ込むんだ。」
ミラ 「これで、私たちが冒険者ってこと、誰も分からなくなるわね!」
フォイド 「あの・・・ここまでしなくても・・・。」
ジン 「だから!ここまでする理由はギルスシティに行ったら詳しく教えてやるから!」
ジン 「変装は済ませたか?よし!もう一回車に乗れ!!ギルスシティの付近に俺の友人がいると思うから。」
三人はもう一度、車に乗り、ギルスシティへと向かった。
                    1時間後
うわぁーーーーー!目の前にビルがたくさん並んでいる。タワーも建っている。さっきまで自然が豊かだったのに、一気に景色が変わった。
ジン 「さぁ着いたぞ、ギルスシティだ。」

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作者メッセージ

第五話です!!読んでね byフォイド

2023/08/09 10:55

カルラ ID:≫upS8fnQcMQ86Q
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