レヴィトラスの書〜ソノ本の謎を暴いてはいけない〜
ジン 「あぁ、紹介が足りなかったな、俺はジン、27歳、冒険家だ。これでいいか?」
フォイド 「あの、ジンさん、どうして俺は警察に捕まりそうになったんですか?」
ジン 「そんなのお前、百も承知だろ。」
フォイド 「え?」
ジン 「お前レヴィトラスの書の後継者だろ。」
フォイド 「後継者って何?」
ジン 「は?お前知らないのか?後継者の代だってこと。」
ジン 「おっと、目的地についたな。」
後継者とは一体?
フォイド 「ここは・・・?」
ジン 「池だ。」
本当にただの池だった。
フォイド 「ここが目的地?」
ジン 「そうだ。」
すると、ジンはポケットからスマホを取り出して何かを操作しだした。その瞬間、目の前に家がドドドドドと現れた。池から家が出てきたのだ。家というより、秘密基地と言ったほうが良さそうだ。
ジン 「さぁ、中に入れ。」
フォイド 「はい」
フォイドが基地に入ると同時に基地が再び池に沈んでいった。基地の中は、生活していく上で必要最低限なものしかなかった。とても、質素だった。あと、まぁまぁ広い。ジンはテーブルに置いてあったパンを3つ取って、一つは自分に、もう一つはフォイドに、そしてもう一つは・・・?
フォイド 「え?」
目の前にシユが立っていた。
フォイド 「姉ちゃん?」
ジン 「おぉ、コイツは俺の妹のミラ。よろしくな。」
どうやらシユに似た、いや、似すぎている女性だったようだ。確かにシユと髪色が違う。
ミラ 「私はミラ、よろしくね!」フォイドは少し戸惑いながら
ジン 「よ・・・よろしくお願いします。」と言ってパンを口に突っ込んだ。
ジン 「お前、今日の村の祭りで、腹ごしらえしててよかったな、明日からは食糧難だぞ!!」
フォイド 「え!?明日があるんですか!?あ!あの・・・どうして俺は、警察に捕まりそうになったのかそろそろ詳しく教えてもらってもいいですか?」
ジン 「お前、レヴィトラスの書って知ってるな。」
フォイド 「まぁ・・・絵本とかで出てくるやつですよね、どうしてそれが俺と警察に関係しているんですか?」
ジン 「500年前、お前の村の住民のとある冒険家がレヴィトラスの書を見つけ、更に持ち帰ることに成功した。」
フォイド 「え!?俺の村で!?」
ジン 「そうだ、その冒険家はレヴィトラスの書が悪用されないように本をある場所に隠し、遺言を残したんだ。」
フォイド 「その冒険家が俺の村出身ってこと以外、絵本の内容と同じですね。」
ジン 「冒険家は500年後の自分の子孫を後継者とする、私が解けなかった本の内容を解読してほしいと遺言を残したんだ。」
ミラ 「その500年後の子孫があなたなのよ、フォイド。」
ミラが言った。
フォイド 「え!?えーーー!?、そもそも、それって作り話ですよね、しかも俺が子孫だっていう証拠も・・・」
ミラ 「最近、本の一部があなたの村から遠く離れた場所で見つかったのよ、そこには意味の分からない絵と文字が羅列されていたの。」
フォイド「絵本通りですね!本当にあったんだ・・・!」
ジン 「どれも意味の分からない文字が記されていて、専門家が解析を進めているらしいが、進展はないらしい。」
ジン 「これがいわゆる神が書いた書物と呼ばれる原因だな。」
ジン 「絵本の最後には、レヴィトラスの本を手にし、この本を解読出来たものは神となるって書いてあっただろ。」
フォイド 「確かそうだった気がします!」
ジン 「さっきいたバァース警察のアンク、いるだろ、アイツはバァース王国の国王から指令を受けて、お前を確保しに来たんだ。」
ミラ 「国王はあなたとレヴィトラスの書を利用して世界征服を企んでいるらしいわ。」
フォイド 「あの・・・なんで俺が後継者だってわかるんですか?」
ジン 「見つかった本の一部のところに、グレイム・ルシールと書いてあったからだよ、 グレッジ村出身で、ルシールの名がついている奴はお前の家族だけだろ、その中で後継者っぽいなってやつがお前だったんだ。」
フォイド 「っぽいってなんだよ!」
ジン 「イチカバチカだ。」
フォイド 「なんだよ、それ!警察も当てずっぽうで捕まえたの!?」
ジン 「そうだ。」
ジン 「お前じゃなかったとしても、本を手にしてもう一度、村に戻ればいいだけの話だ。」
フォイド 「あなたも国王と一緒じゃないですか!」
ジン 「いや、違うね、俺は世界征服なんて企んじゃいない。冒険家として血が騒ぐだけだ。」
しばらくして、ミラが
ミラ 「そういえば、あなたの村が500周年ってのも気になるよね。」
と言った。
ジン 「もし、お前だったら今日から後継者として正式に神から認められたってことになるな。」
フォイド 「確かに・・・、でも本がないと意味がないですよ?」
ジン 「そうだ、本がないとお前はただの足でまといだ。」
フォイド 「足手まといって・・・!」
ジン 「俺たちはレヴィトラスの書の謎を暴きたい。だから、お前を助けたんだ。」
ジン 「今どこに本があるか知ってるか?」
フォイド 「いや・・・そんなこと知らないですよ・・・。」
ミラ 「それがね、ギルスシティのインフィニティ倉庫にあるのよ。」
ジン 「インフィニティ倉庫は厄介でな・・・世界一のセキュリティを誇ってる。でも俺たちは、それを突破する。」
ジンがニヤッとした。
フォイド 「ま・・・まさか本を盗む気ですか!?」
ジン 「当たり前だろ!?」
フォイド 「あなた達も俺のこと利用しようとしてますよね!こんなことになるくらいならもう一度村に戻ります!」
ジン 「あぁ、そうしたいならどうぞご勝手に!でも戻っても、警察に捕まって、国王の気が済むまで利用されたら後は用済みで、お前、、、殺されるぞ!」
フォイド 「えっ!」
そうか、今は戻ってもメリットはないのだ。今は、この人たちと一緒に行動した方が安全か。
ジン 「俺たちは殺さないけどな!」
フォイド 「はいはい!じゃあ、、、ついていきますよ!」
ジン 「明日はギルスシティに向かう。勿論、お前もついて来るんだぞ。」
フォイド 「え!?」
ミラ 「インフィニティ倉庫は危ないセキュリティがたくさんある。でも、そういうスリルあることが冒険家は好きなの。」
ミラが目を輝かせて言った。
ジン 「今日は明日に備えて寝とけ、明日は死ぬかもしれないからな!あははははは!」
なんで、死ぬことを怖がらないのだろう?アタオカだなこの人たち。そう思いながらフォイドは深い眠りについた。このとき、フォイドは想像もしていなかった。
インフィニティ倉庫があんなに危ない場所だなんて。
一体どうなる・・・!!
フォイド 「あの、ジンさん、どうして俺は警察に捕まりそうになったんですか?」
ジン 「そんなのお前、百も承知だろ。」
フォイド 「え?」
ジン 「お前レヴィトラスの書の後継者だろ。」
フォイド 「後継者って何?」
ジン 「は?お前知らないのか?後継者の代だってこと。」
ジン 「おっと、目的地についたな。」
後継者とは一体?
フォイド 「ここは・・・?」
ジン 「池だ。」
本当にただの池だった。
フォイド 「ここが目的地?」
ジン 「そうだ。」
すると、ジンはポケットからスマホを取り出して何かを操作しだした。その瞬間、目の前に家がドドドドドと現れた。池から家が出てきたのだ。家というより、秘密基地と言ったほうが良さそうだ。
ジン 「さぁ、中に入れ。」
フォイド 「はい」
フォイドが基地に入ると同時に基地が再び池に沈んでいった。基地の中は、生活していく上で必要最低限なものしかなかった。とても、質素だった。あと、まぁまぁ広い。ジンはテーブルに置いてあったパンを3つ取って、一つは自分に、もう一つはフォイドに、そしてもう一つは・・・?
フォイド 「え?」
目の前にシユが立っていた。
フォイド 「姉ちゃん?」
ジン 「おぉ、コイツは俺の妹のミラ。よろしくな。」
どうやらシユに似た、いや、似すぎている女性だったようだ。確かにシユと髪色が違う。
ミラ 「私はミラ、よろしくね!」フォイドは少し戸惑いながら
ジン 「よ・・・よろしくお願いします。」と言ってパンを口に突っ込んだ。
ジン 「お前、今日の村の祭りで、腹ごしらえしててよかったな、明日からは食糧難だぞ!!」
フォイド 「え!?明日があるんですか!?あ!あの・・・どうして俺は、警察に捕まりそうになったのかそろそろ詳しく教えてもらってもいいですか?」
ジン 「お前、レヴィトラスの書って知ってるな。」
フォイド 「まぁ・・・絵本とかで出てくるやつですよね、どうしてそれが俺と警察に関係しているんですか?」
ジン 「500年前、お前の村の住民のとある冒険家がレヴィトラスの書を見つけ、更に持ち帰ることに成功した。」
フォイド 「え!?俺の村で!?」
ジン 「そうだ、その冒険家はレヴィトラスの書が悪用されないように本をある場所に隠し、遺言を残したんだ。」
フォイド 「その冒険家が俺の村出身ってこと以外、絵本の内容と同じですね。」
ジン 「冒険家は500年後の自分の子孫を後継者とする、私が解けなかった本の内容を解読してほしいと遺言を残したんだ。」
ミラ 「その500年後の子孫があなたなのよ、フォイド。」
ミラが言った。
フォイド 「え!?えーーー!?、そもそも、それって作り話ですよね、しかも俺が子孫だっていう証拠も・・・」
ミラ 「最近、本の一部があなたの村から遠く離れた場所で見つかったのよ、そこには意味の分からない絵と文字が羅列されていたの。」
フォイド「絵本通りですね!本当にあったんだ・・・!」
ジン 「どれも意味の分からない文字が記されていて、専門家が解析を進めているらしいが、進展はないらしい。」
ジン 「これがいわゆる神が書いた書物と呼ばれる原因だな。」
ジン 「絵本の最後には、レヴィトラスの本を手にし、この本を解読出来たものは神となるって書いてあっただろ。」
フォイド 「確かそうだった気がします!」
ジン 「さっきいたバァース警察のアンク、いるだろ、アイツはバァース王国の国王から指令を受けて、お前を確保しに来たんだ。」
ミラ 「国王はあなたとレヴィトラスの書を利用して世界征服を企んでいるらしいわ。」
フォイド 「あの・・・なんで俺が後継者だってわかるんですか?」
ジン 「見つかった本の一部のところに、グレイム・ルシールと書いてあったからだよ、 グレッジ村出身で、ルシールの名がついている奴はお前の家族だけだろ、その中で後継者っぽいなってやつがお前だったんだ。」
フォイド 「っぽいってなんだよ!」
ジン 「イチカバチカだ。」
フォイド 「なんだよ、それ!警察も当てずっぽうで捕まえたの!?」
ジン 「そうだ。」
ジン 「お前じゃなかったとしても、本を手にしてもう一度、村に戻ればいいだけの話だ。」
フォイド 「あなたも国王と一緒じゃないですか!」
ジン 「いや、違うね、俺は世界征服なんて企んじゃいない。冒険家として血が騒ぐだけだ。」
しばらくして、ミラが
ミラ 「そういえば、あなたの村が500周年ってのも気になるよね。」
と言った。
ジン 「もし、お前だったら今日から後継者として正式に神から認められたってことになるな。」
フォイド 「確かに・・・、でも本がないと意味がないですよ?」
ジン 「そうだ、本がないとお前はただの足でまといだ。」
フォイド 「足手まといって・・・!」
ジン 「俺たちはレヴィトラスの書の謎を暴きたい。だから、お前を助けたんだ。」
ジン 「今どこに本があるか知ってるか?」
フォイド 「いや・・・そんなこと知らないですよ・・・。」
ミラ 「それがね、ギルスシティのインフィニティ倉庫にあるのよ。」
ジン 「インフィニティ倉庫は厄介でな・・・世界一のセキュリティを誇ってる。でも俺たちは、それを突破する。」
ジンがニヤッとした。
フォイド 「ま・・・まさか本を盗む気ですか!?」
ジン 「当たり前だろ!?」
フォイド 「あなた達も俺のこと利用しようとしてますよね!こんなことになるくらいならもう一度村に戻ります!」
ジン 「あぁ、そうしたいならどうぞご勝手に!でも戻っても、警察に捕まって、国王の気が済むまで利用されたら後は用済みで、お前、、、殺されるぞ!」
フォイド 「えっ!」
そうか、今は戻ってもメリットはないのだ。今は、この人たちと一緒に行動した方が安全か。
ジン 「俺たちは殺さないけどな!」
フォイド 「はいはい!じゃあ、、、ついていきますよ!」
ジン 「明日はギルスシティに向かう。勿論、お前もついて来るんだぞ。」
フォイド 「え!?」
ミラ 「インフィニティ倉庫は危ないセキュリティがたくさんある。でも、そういうスリルあることが冒険家は好きなの。」
ミラが目を輝かせて言った。
ジン 「今日は明日に備えて寝とけ、明日は死ぬかもしれないからな!あははははは!」
なんで、死ぬことを怖がらないのだろう?アタオカだなこの人たち。そう思いながらフォイドは深い眠りについた。このとき、フォイドは想像もしていなかった。
インフィニティ倉庫があんなに危ない場所だなんて。
一体どうなる・・・!!
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