フォイド　「あの、お名前聞いても良いですか？」
リーバス先生　「あぁ！リーバスだ！錬金術コースの担当。リーバス先生と呼んでくれ。」
フォイド　「はい・・・。」
リーバス先生　「よろしく！君の名前は？」
フォイド（エレマー）　「フォイド・・・いや！エレマー・ゼイドです。」
リーバス先生　「エレマー君ね！」
リーバス先生　「これから、教室に行ってクラスメートに挨拶しようか。」
世間には公表されていない謎の錬金術コース。
ここで、どんな生活が始まるのか！？
フォイドはリーバス先生に案内され、クラスに案内されることになった。
リーバス先生　「君、錬金術コースに入るなんて珍しいね！君みたいな学力を持っている人なら普通、特進コースに入るものだと思ってたけど。」
フォイド（エレマー）　「あの・・・なんで錬金術コースは世間に公表されていないんですか？」
フォイドがそう聞くと、リーバスが急に真面目な顔になって立ち止まった。
リーバス　「ここは世間から頭の良い学校として知られているのはご存知かな？」
フォイド（エレマー）　「あ、はい。」
フォイド（エレマー）　「でも、頭の良さだけではないんだ。ここではあらゆるものを自由自在に生み出したり、なくしたりする能力を身につけるコースだ。この能力、いわゆる錬金術を使いこなせるようになると、ギファードに対抗できるんだ。」
フォイド（エレマー）　「ギファード？」
リーバス先生　「そうか、君は知らないのか！話すと長くなるからね、クラスのみんなに挨拶したら、説明するよ。」
リーバス先生　「大広間にみんなを集めているから。」
と言って、フォイドは大広間に案内された。大広間は、とても大きくて、一つの建物のようだった。高さも奥行きもすごかった。長いテーブルが奥に続いていて、そこに大人数の生徒がいた。上を見上げると、ホタルのようなものが沢山あって、星のようだった。横には先生が10人くらいいた。大広間のテーブルには食べ物がたくさん並んでいる。とても緊張する。
リーバス先生　「緊張なんてしなくていいからね！もうすぐ校長先生から紹介があると思うから。」
フォイド（エレマー）「はい・・・。」
すると、朝礼台の方から校長先生？らしき人が出てきた。フォイドがネットで検索した校長先生とはイメージが違う。顔は金属の仮面で覆われていて、素顔が分からない。服は普通のスーツだと思う。
校長先生？　「え〜、校長である私の方から報告があります！この度、転入生がここ錬金術コースに入ってきてくれた。」
やはり、校長先生だったようだ。
リーバス先生　「校長先生のところに行って挨拶してきな！」
フォイド　「え！？」
リーバス先生　「ほら！」
と言って、リーバスはフォイドを軽く押した。もう行くしかない。
校長先生　「おぉ、来てくれた。さぁみんなに挨拶！」
仮面が不気味で怖い。
校長先生　「エレマー・ゼイド君です、みんな仲良くしてあげてくださいね。」
フォイド（エレマー）　「エレマー・ゼイドです。よ、よろしくお願いします。」
すると、拍手喝采が起こった。俺ってもしかして・・・有名人！？
校長先生　「どこのクラスに入るかは後で決めます。これで報告は以上です。皆さん、それでは！」
[大文字]生徒一同　「頂きます！」[/大文字]
テーブルに座っていた生徒は一斉に食事をし始めた。
ルジュ校長　「わたしはルジュと申します、よろしくお願いしますね！」
フォイド　「ルジュ校長・・・よろしくお願いします。」
ルジュ校長　「ええ、ではどこのクラスに入るか校長室に言って決めましょうか。」
謎の校長ルジュ先生、彼はインフィニティ倉庫の管理者なのだろうか！？