冷静すぎる魔女ヒーロー
《おめでとう!合格なのさ‼︎もう少しで君もヒーロー科さ!合格じゃなくても入れて...》
プツッ(電源を切る)
『合格か』
まぁ、分かってたんだけどと、付け足す
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『....入学手続きあれこれで疲れた....』
コスチュームとか、個性とかの詳細とか.....色々めんどくさかった。
まぁ、もう今日から[漢字]雄英高校ヒーロー科[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に通うんだけどね
私は「1-A」というのが見えて「ここか」と思い入ろうと思ったら、なんかもじゃもじゃ緑頭がいた。
私は特に気にかけることもなく『そこ通る』と言った。
そしたらもじゃ緑(略)は、「えっ、あっ、うう、うん!!!」ってなんか挙動不審だった。私は「なんだこいつ?」と思ったけど口には出さなかった
結構居るな......てかなんか前で揉めてる
「なんでクソデクがここに居るんだァッ!!?!?」
「か、か、かっちゃん!そ、その...」
『...何してんだ?あいつら』
まぁいいや、席を確認して私は座った。
...そっか私がいるから21人か
そう思ってたら前の子が後ろを向いて来た
「私八百万百と言いますの。一年間よろしくお願いしますわ」
『ん?あー.....よろしく〜。私は●●○○。○○って呼んで』
「○○さん。突然なのですが、なぜ20人定員なはずが21人このクラスには居ると思いますか?」
『んー....あー、なんでだろうねー.....(目線を逸らす)』
「後で先生に聞いてみますわ!」
『ファイトー』
.......私だな。それ原因。あー、ヤダヤダ。なんで"推薦枠"なんて受け取っちゃったのかなー......
「お友達ごっこしたいなら他所へ行け」
ピキッ
空気が凍った感じがした。まあ、この声は見なくてもわかる......私を推薦枠に入れた奴らの1人だよ‼︎
「ここはヒーロー科だぞ」
はい、分かってますとも。てか格好どうした、完全なる不審者だぞ。あなたヒーローでしょうが
「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠くね」
すごい嫌な先生みたいになってる。まぁ事実か?
「おい●●。聞こえてるぞ」
『あっ、口に出てた?嘘だよ嘘、じょーく』いきなり名指しやめてほしいなー
「敬語。」
「まぁ、担任の相澤消太だ、よろしくね」
『あいざーさんが「よろしくね」とか言ってもなんも可愛くないからやめときな』ちょっと面白いけど
「だから敬語。その口縫ってやろうか」
『えっ.....あいざーさん裁縫できるの....?』えっ、嘘だ
「もういい。早速だがコレ着てグラウンドに出ろ」
体操服が出てきた。どっから出したんだよ....
みんな体操服を取りに行って、最後に私が取ろうとしたら
「お前は、すぐ着替えてグラウンドな」
『....何分以内』3分とか言ったら後で蹴る
「3分」
『....ふざけてる?』蹴り確定、しかもこいつちょっと笑ったぞ。
「今から3分だぞー、早く行かないと間に合わないんじゃないか?」
『....1分で来てやる』
「意気込みはいいが、敬語を忘れるな」
ガラッ
扉を開けて私が更衣室....いや、トイレでいいや。そこに向かう瞬間みんなは、「なんであの子だけ?」とか「相澤先生と仲良くね?」とか、言ってましたけれども、無視無視
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『...移(move)』
シュンッ
「...1分ジャストは褒めてやる。が、いつ個性を使っていいと言った?」
『トイレまでは走ったけどー?』
『ん"ー(伸びをする)ていうか、今から個性測るんでしょ。いいじゃん別に』
「屁理屈を言うな。はぁ...とりあえずアップしとけ(こいつトイレで着替えたのか)」
『え、なに。私もしなきゃダメなの』
「当たり前だろ。推薦枠だからって調子に乗るな」
『推薦枠にしたのは貴方だよね?...まぁいいや、やるならやるで
一位を取らせていただきますよっ』
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