でも、生きたい
“ねぇ、昨日のニュース、見たか?”
ある小さな分校。なんだか、クラスは朝から騒がしかった。
“見たけど…。あれ、志香海村だけで流されたニュースだよ。そんな大事なの”
中学生くらいの男子生徒がきょとんとした顔で友達の話を聞いている。
“そりゃそうだよ!夜中に2件も燃やされたんだぞ?”
怒ったように情熱的に話す友達。
その会話は隣の席の女子に聞こえていた。
“どうしたの…?”
あまりにも大声だったから、驚いた顔をしている。
“え、あ…、”
男子二人も驚いている。
なぜかって、彼女は凄く大人しく、友達と話しているところを見たことがなかったからだ。
隣の男子は、
“大岩さんの声、初めて聞いた”
と笑顔だ。前の席の友人も続けざまに微笑んだ。
“えへへ…、男子だったら話しやすいんだ。”
“へぇ、…そういえばこの間、宏と話してたもんな!見たよ!”
“本当に。でも…みんなに変な目で見られちゃった”
女子は落ち込んでいた。そんな彼女を見て、隣の男子は、
“なんて呼べばいい?”
と優しく聞く。前の男子も身を乗り出す。
“何でもいいよ。らいむでも、さっきみたいに、大岩さんでも…。”
彼女は恥ずかしそうにした。
“じゃあ、らいむ。お前もそうだよな”
“うん”
らいむと呼ばれた少女は二人にお礼を言って、
“初めてこんなに、おしゃべりした。二人のことはなんて呼べばいい?”
“うーん、俺、音羽って言うんだけど。名字が八つ橋だから、やっつーって呼ばれること多いよ。だけどまぁ、レディーの意見優先で!”
こんな会話に発展した。
らいむは、
A、じゃあ、えっと、音くんってどう?新しいあだ名
B、うーん、乗り気でやっつーかな
ある小さな分校。なんだか、クラスは朝から騒がしかった。
“見たけど…。あれ、志香海村だけで流されたニュースだよ。そんな大事なの”
中学生くらいの男子生徒がきょとんとした顔で友達の話を聞いている。
“そりゃそうだよ!夜中に2件も燃やされたんだぞ?”
怒ったように情熱的に話す友達。
その会話は隣の席の女子に聞こえていた。
“どうしたの…?”
あまりにも大声だったから、驚いた顔をしている。
“え、あ…、”
男子二人も驚いている。
なぜかって、彼女は凄く大人しく、友達と話しているところを見たことがなかったからだ。
隣の男子は、
“大岩さんの声、初めて聞いた”
と笑顔だ。前の席の友人も続けざまに微笑んだ。
“えへへ…、男子だったら話しやすいんだ。”
“へぇ、…そういえばこの間、宏と話してたもんな!見たよ!”
“本当に。でも…みんなに変な目で見られちゃった”
女子は落ち込んでいた。そんな彼女を見て、隣の男子は、
“なんて呼べばいい?”
と優しく聞く。前の男子も身を乗り出す。
“何でもいいよ。らいむでも、さっきみたいに、大岩さんでも…。”
彼女は恥ずかしそうにした。
“じゃあ、らいむ。お前もそうだよな”
“うん”
らいむと呼ばれた少女は二人にお礼を言って、
“初めてこんなに、おしゃべりした。二人のことはなんて呼べばいい?”
“うーん、俺、音羽って言うんだけど。名字が八つ橋だから、やっつーって呼ばれること多いよ。だけどまぁ、レディーの意見優先で!”
こんな会話に発展した。
らいむは、
A、じゃあ、えっと、音くんってどう?新しいあだ名
B、うーん、乗り気でやっつーかな
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